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カテゴリ:PC『スマガ』
『スマガ』感想 リトライ13
合計死亡回数、二十回(打ち止め)。 俺は一体何と闘っているんだろう…。 「悪魔」よりも女が怖い。そんなセカイ。 とにかく、追い詰められた。 もう後が無い。 ※以下、ネタバレ注意 学園祭が近付く。 学園祭、つまりは三度目の「悪魔」襲撃が予想される日だ。 にも関わらず、ヒデオを巡って険悪なスピカとガーネット…。 ははは、両手に花だなぁ…。 二人の様子がおかしい理由を追及してくる雨火。 ミラは彼女に尋ねる。 「スーちゃんとガーちゃんが変な理由はなにかー?」 「そ、そそそそそそそ――それは」 「3Pッッ――!!」 「三角関係」だろうが…。 校門で宮本に絡まれる。 どうやら先日の合宿のおかげで、学校中にヒデオの二股が知れ渡ったらしい…。 沖に嫌われ、塩を撒かれるヒデオ。 前世ではあんなに親しくなれたのにこの有様とは……。 とにかく、問題はスピカとガーネットだ。 唯一の味方である、ミラと一緒に対策を練る。 ミラは二郎の力を借りよう、と言う。 ヒデオはリベンジ能力のことを話して二郎の助けを得ようとするも、爺さん役に立たず。 二郎は語る。 かつて、悪魔を殲滅するために用意された計画があったが、今は凍結されている、と。 「コスモギガスター号を操れる者は、もう……」 コスモギガスター号…。 このネーミング、まさか巨大ロボットか。 学園祭の出し物は、ミラの提案で演劇に決まる。 協力的な樋ヶのおかげで、クラスはまとまりそう、だが…。 こんなつまらんことでも、スピカとガーネットの争いの種になりそうで気が気じゃない。 今更悔やんでも遅いけど、なんでこんなことに…。 そして、遂にデートの日取りが決まってしまった。ぎゃあああ。 スピカは遊園地 ガーネットは動物園 計ったように同じ日、同じ時間に約束を取り付けようとする二人。 お前ら本当は仲良しだろ。 最悪のダブルブッキングですな…。 とにかく、どちらかを延期してもらわねばなるまい。 ここで恐怖の選択肢。 ・スピカとのデート ・ガーネットとのデート 選びたくありません。 よしわかった。ミラとデートしようぜ。 なぁ頼む、次死んだら後が無いんだって。 ……もうどうにでもなれ。 無駄だと思うが、ガーネットに頼もう。 すまん、「予定」が入ったんだ、と弁明するヒデオ 「その予定って……私のデートより、大切なんですか?」 怒りに震えるガーネット。 ですよねー。 アルマゲストの怒りに呼応し、天が鳴動し、地が唸る。 ごめんなさい!!ごめんなさい!! ついに「悪魔」の咆哮が聞こえ、慌てて発言を取り消すヒデオ。 ……はぁ。 やるしかないのか…。 すっかりやつれた樋ヶ。 徹夜で演劇用の脚本を仕上げたらしい…。 この娘がこんなに一生懸命になってくれるとは。 流石はツンデレだ。 その脚本を読んで、クラス全員が感涙にむせぶ。 なんでも、樋ヶの宮本に対する想いが込められているらしい……健気な。 樋ヶの脚本のおかげで、まとまるクラス。 魔女と人間とのわだかまりも薄くなっていく…。 こっちは上手くいっているな。 そして迫るデート。 デート。 いや、これはもう単なる即死イベントだ。 ヒデオはミラと二郎に相談し、対策を練る…。 どうやら、何か思いついたらしい。 ついに当日。 ヒデオの採った作戦はデートの掛け持ち。 また力技かよ。 ヒデオは動物園と遊園地をミラの箒で行き来し、二人を誤魔化しぬくことに成功する。 もう突っ込む気も起きんがな…。 だが、死だけは免れた。 儲け物だな。 二人と別れた後、ミラの頼みを聞いて動物園へ。 ふれあい広場で、楽しそうにうさぎを追い回すミラ。 「うおおおおおおおお、うさぎさんだー!」 「うりゃりゃりゃ待てー!狸汁にしてしまうどー!」 短い時間だが、動物園を楽しむ二人。 ウサギを抱き締めるミラの一枚絵が可愛くて和んだ…。 しかし、この娘のツインテは常に雑巾状態なのか? 「今度はいつか、ミラと動物園でデートしよ!」 むしろ、最初からそうすればよかったなぁ…。 こんなことが続くなら、スピカとガーネットも可哀想だ。 そこに現れる雨火。 最悪だ。 雨火は、今回の同時デートを盾にしてヒデオを脅迫する。 抗うこともできず、ヒデオは自分の知る全ての情報を話すことになった。 リベンジ能力のこと、アルマゲストのこと…。 それを聞いて、驚きと失望を隠せない雨火。 「このセカイは……アルマゲストに、創られている?」 「私は……そんな真実、知らなければよかった」 雨火は、ずっとセカイの秘密を追い求めてきた。 辿り着いたのは、自分が誰かに創られた紛い物に過ぎないという結論。 「まだ、探るべき真実がある」 「このセカイが、悲劇に満ちている理由」 去っていく雨火。 …しかし、アルマゲスト以外の全ては紛い物か…。 現状、セカイの定義は曖昧だし、そう言い切るのも早いと思うがね。 学園祭当日。 「アンタはアタシとのデートの隙間を縫って、ガーネットと同時デートするような虫ケラ野郎だって」 結局バレてんじゃん。 流石は一郎さんだぜ…。 そして、演劇があるのにクラスメイトが誰も登校してこない。 ヒデオに幻滅してボイコット……というわけでもないらしい。 「様々な不幸が重なって……一斉に連絡が……」 んなバカな。 どう考えてもアルマゲストの力だ。 …まさか、アリデッドか? とにかく、劇を中止するわけにはいかない。 動けるのはヒデオ、スピカ、ミラ、ガーネットの四人のみ。 牡蠣に中りながらも、樋ヶが脚本を書き直してくれる。漢だな…。 こうして急遽、演目変更。 タイトルは「ロミオとジュリエットのシンデレラ」。 出オチ臭漂うタイトルだが、贅沢は言ってられない。 殆どぶっつけ本番で、幕が開いた…。 俺の不安を他所に、順調に進む劇。 その最後、ヒデオはジュリエット役のスピカにキスをしようとして、 「生き返っちゃうからキスしちゃダメ――ッッ!!」 役を無視して叫ぶガーネット。 ちょ、何してんのこの娘…。 完全に脚本を無視して、自分に都合の良いようにシナリオを捻じ曲げるガーネット。 なんとか合わせようとアドリブを続けるヒデオだが、今度はスピカがぶちキレ。 ……。 お前らちょっといい加減にしろよ…。 二人はミラの助け舟にも耳を貸さず、舞台はめちゃくちゃ。 ヤケになったヒデオは、役を放棄して舞台を降りた。 …やっちまったな。 やがて、襲来する「悪魔」。 ひとまずは気を取り直して出撃する魔女たち。 ヒデオは二郎と共にオヅマ砲で迎撃準備をする。 そこで、二郎から一般人にも「悪魔」を見えるようになるゴーグルを受け取り、 空を見上げて絶句。 見えたのは、空一杯に広がる「悪魔」の大群。 無理ゲー、再び…。 抵抗する間もなく、魔女は全滅。 ヒデオも直撃を受けてぐしゃり。 BADEND 残り魔力、ゼロ。 生き返るのは、これが最後だ。 ……もしかして、ヤバい? ここまでやたらと選択肢が多かったけど、どこかで失敗したのか…? とにかく、ここが正念場だな。 なんとか切り抜ける… 演劇直前。屋上にて。 ヒデオを諭すアリデッド。 「お前の望みは、最初っから、人間には不相応ってヤツなんだよッ!」 「だから――おまえが苦しむ必要は、ないんだ」 アリデッドも苦しんだんだろう。 いや、今も苦しんでいるのか…。 でも、苦しみ足掻いて、泥まみれになってでも答えを見出す。 それが、神様たちが好きになったうんこマンの姿だったはずだ。 だから、ここで諦めるわけにはいかん…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.27 05:24:33
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