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『プリンセスうぃっちぃず』感想 第21回 クルルENDと委員長ENDを回収。 両者ともエピローグ以外には殆ど違いが無かったので、このゲームは実質一本道と言って良いだろう。 テキストが勢い重視で明瞭性に欠け、状況が把握し辛かったりすることも多々あったけど、全体的に明るい雰囲気が出ていて楽しく遊べたな。 エロゲをしているというより、アニメを見ている感覚に近かった。 製作側も、かなり狙ってアニメ寄りの演出を入れていると思われる。 しかしまぁ軟弱というか、うんざりするくらいに甘ったるい、一種少女趣味とも言える設定や演出に反して、根幹を成すストーリーが驚くほどにしっかりしていて、特に中盤の展開には非常に見応えがあった。 全体で三部構成になっており、それを利用した面白い仕掛けが一つある。 残虐な負の歴史を抱えた世界が、争いを乗り越えて平和と共存を目指す……王道だけど、やっぱり魅力的だ。 特に“争い”の部分をガッツリ血生臭く描いているのが印象に残った。 なんというか、徹底している。 グロテスクな殺戮シーンと、デフォルトでデフォルメされたような可愛らしいキャラクター達がミスマッチで、返って残虐さを際立たせていた。 これも製作者が狙い澄ました演出の一つだと思う。 …こうして見ると、なんだか底意地が悪いメーカーに見えてしまうな。 とにかく、これから林檎ルートを回収して、かれんのオマケシナリオを見たらコンプ完了。 次は『ティンクル☆くるせいだーす』が俺を待っている…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.21 02:39:38
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