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カテゴリ:雑談『ゲーム』
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皆さん、こんばんは。 部屋の隅のゴミ溜めから、『ONE~輝く季節へ~』のノベライズ第二巻が出てきました。 こいつは懐かしいぜぇ。 そうして嬉々として読み進めていくうちに愕然としました。 原作の細かい内容を忘れてる。 シナリオの大筋とヒロインの性格以外はさっぱり忘れています。 茜が幼馴染をどう想っていたか、茜が差していた傘の色、茜が浩平にどんな言葉を掛けられて救われたか、茜がどんなワッフルに強く興味を示したか、他にも色々綺麗に忘れていました。 俺は茜ルートを繰り返し何周も、或いは何十周もしたのに。 『ONE』でさえこの調子ですから、きっと俺は気付いていないだけで、他にも忘れています。 覚えているつもりになっているだけで、『それは舞い散る桜のように』を忘れている。 『EVER17』を忘れているし、『家族計画』を忘れている。『銀色』を忘れている。 恐ろしい、なんという恐怖。 その作品を遊んでどれほど感動したかはしっかり覚えているのに、具体的なことは何一つピンと来ない。 たった数年前のことなのに、もうここまで朧げになっています。 脳細胞が劣化しています。 それとも、現実を生きる為に記憶容量を割き過ぎたか。 あぁ……怖ぇ。 こんな簡単に大切なことを忘れてしまうなんて、俺はとんでもない未熟者です。 我、未だ木鶏足りえずです。 こういう時、自分で書いた文章というのは、プレイ当時を再現・追想するのに役立ちます。 例え忘れてしまっても、自分がつけた足跡の残滓だけは残り続ける。 それを手掛かりにして、俺は記憶を手繰り寄せることが出来る。 ブログをやっていて本当に良かったと思います。 そして、老いたんだな、と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.26 05:03:43
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