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テーマ:最近読んだ本(8)
カテゴリ:本
池井戸潤の小説は何冊か読んだけど、TBS「半沢直樹」の原作の
「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」は ドラマを面白く見るために 結局読まなかった。 大和田常務に、やられたら倍返しで終わるのかと思っていたら まさかの出向だったけど、やっぱりね、あれはやりすぎだよね。 頭取に「もういい、もうやめろ」と言われても、 大和田常務に土下座を強要して 結局自分が出向させられる。 その続きが「ロスジェネの逆襲」だ。 半沢直樹は まるで痛快時代劇の主人公みたい 切りかかられても 闇討ちにあっても ひるまず恐れず やられたら倍返しで返り討ちにする^^ 池井戸潤の小説は 証券や銀行がわからなくても面白い♪ 今回、いろいろ思ったのは「ロスジェネ」という言葉。 朝日新聞が考えた「ロスト・ジェネレーション世代」という言葉だ。 「ロスジェネの逆襲」にも、バブル崩壊後の不景気にはまりこんだ10年間、 1994年から2004年にいたる就職氷河期に大学を卒業した若者達。 その若者達が「ロスト・ジェネレーション」、略して「ロスジェネ世代」なのだそうだ。 息子は1977年、娘は1979年生まれ。 今、36歳と34歳の2人の就職は 正にロスジェネ世代の就職氷河期だった。 面接で落とされるたび、親バカの私達は 「何でこんなにいい子を落とすんだろう 面接官はどこを見てるんだろう。 全部コネの世界で コネのない若者は採用されないのか・・・」 と 親も辛かった。 息子は紆余曲折を経て、娘もその性格を気に入られて 2人とも就職できたときは 本当に嬉しかった^^ 息子の同年代は フリーターが多い。 契約社員や派遣も多い。 我々団塊の世代がラクラクと就職し どんどん上がる給料で 奨学金も一気に返却できたツケが 息子や娘の世代にきてしまった(-_-;) 「そして父になる」の本は、「6年間育てた息子は、他人の子でした」 と帯に書いてあるのを見ただけで どんな話かわかって泣きそうになる。 涙、涙で読み進み、どんな結論が出ても得する人も幸せな人もいない、 と思ったけれど、最後に救われる。 「そして父になる」のタイトル、「そして」の意味が 最後まで読んで そうなのかと思える結末だ。 号泣しながら読みました。 どちらもお勧めの2冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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