昨日のことですが、近所のスーパー・ダ◯エーまででかけました。
目的は<ガラポンくじ>!
年末からこのお正月に買い物をしたレシート、合算して5000円で1回、ガラガラっとまわすくじに参加できるというもの。
あと1000円買い物すると3回回せる計算でしたので、洗顔フォームの買い置きがなかったし、ハミガキと、あと食パンと…なんて考えながらでかけました。
お店の中は、お正月休みの家族連れで大賑わい。
そして、ガラポンくじも大変な列でした!
こういう列に並ぶとき、皆さんならどうされますか?
私、読みかけのミステリーがあったのに、持ってくるのを忘れました!
後悔しました。
迷いましたが、店内に本屋さんもあることですし。
この際、文庫本を1冊買ってしまおうと決めました。
せっかくの空き時間だもん。並行読みに手をつけてしまおうっと。
と、いうわけで、エスカレーターを上り、本屋さんに入ったのですが…
店頭の平台に、この本を見つけてしまったんです。
乙女の港
伝説の少女小説、完全復刻。昭和13年刊、中原淳一装丁による単行本を完全復刻した旧かな版と『少女の友』連載時の、中原淳一による挿絵を全点収録した新編集新かな版の豪華二冊組。
【目次】乙女の港/薔薇の家 (「BOOK」データベースより)
『乙女の港』。
古い記事ですが、こちらをご覧くださいませ。是非。
ずっと心にかかっていた本なのです。
これまで、川端康成の古い全集でないと読めなかったものが、こんなきれいな形で復刻されたのですね。
箱の面や挿絵は中原淳一。
田辺聖子のエッセイに、少女時代の思い出としてもよく書かれています。
私はもちろん、その時代の少女ではないのですが、母はそうでしたから、中原淳一の絵には、二重のあこがれのようなものがあります。
そうそう。東京の、広尾商店街には、中原淳一のグッズを売るお店があるのです。
間口一間くらいの小さなお店ですが、ショーウィンドウにはイラストの少女が着ていたワンピースが飾られて、お店の中の便箋やハンカチなどの雑貨も覗き見えます。
通りかかるとつい、目を向けてしまうのですが、いつも、楽しそうにお買い物をされている方がいますよ。
そんな装丁の豪華本。
旧仮名版と新仮名版の2冊セットなのだそうです。
まさに愛蔵版、ですねぇ。
くじ待ちの立ち読みには豪華すぎる、というか、ふらりと買えちゃう価格ではありませんでしたので、衝動買いできなかったのですが。
買わずに…このあともずっと、心にかかりつづけるんでしょうか。
平台に気持ちを残しつつ、文庫本を1冊選んでレジに並びました。
ここも列になっていたので、買う前にちょっと読み始めちゃったよ。
そして、1000円の買い物をするレジも列だから、読んで、
ガラポンくじでは、レシートの合算コーナーに並んで読んで、
ガラガラを回すのにも並んで読んで、
景品を選ぶコーナーにもまた、並んで読んで…
実に読書の進んだお買い物でした!
…くじ?くじの結果?
末等の、キャンデー3粒ですよ!