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2005年01月17日
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 ビデオで『アイデン&ティティ』と
『キューティーハニー』を観ました。
 両作品とも「映画館で1,800円を払ってみた」としたら、
 ツッコミどころ満載ではあるのですが、
「レンタルビデオ」でなら充分満足出来る、
 いい意味での「B級傑作映画」でした。
 以下に紹介してみます。


『アイデン&ティティ』
 みうらじゅんのコミックを映画化した作品で、
 監督は田口トモロヲ、脚本は宮藤官九郎です。
「イカ天」による「バンドブーム」が
「モデル」であろう「バンドブーム」の時に、
 出した「1曲」が売れて、
 一躍売れっ子になったバンド「スピードウェイ」。
 しかし「バンドブーム」は去り、
 その後売れなくなってしまって……というのが大筋です。
 全体的に「みうらじゅん」氏独特の「ペーソス」と
「照れ」がベースになっていますので、
「感情移入」し、「ストーリーに入り込む」ことを
 あえて「拒ませる」ようにつくられている感じでは
 あるのですが、しかしボクはけっこう
「はいりこんで」観てしまいました。
 
「ブーム」に踊らされた形で売れた「デビュー曲」、
 しかし「売れている」頃、「売れる方向」にだけ走って、
 メンバーが思う「本物のロック」から「バンド」は
 離れていってしまい、そしてパッタリと売れなくなります。
 ここで、「その時の売れる方向」をその都度追っていけば、
 生き長らえるかもしれません、
 しかしそれは「自分たちの演りたいこと」ではない……。
 そんな中、「バンドブーム」の時に「ライバル」だった 
「バンド」の「ボーカリスト」と「主人公」の会話、
「バンドブームはもうすでに終わってるよ」
「だからこそ納得のいくものを創ってさ……」
「甘い、戦略だよ、生き残れるのは戦略のあるやつだけさ」。
 そして「ライバル」はソロになり、
 その後「ラップブーム」に乗って「ヒット」を飛ばし、
 そしてその後は「ちょっとお笑いの入った司会者」になって
「一線で活躍」し続けます。
「機を見るに敏」に生きていくのが正しいのか、
 しかし自分たちは「ロッカー」だ!!
 でも「仕事」はない……、そんな現実に悩み、
 様々な屈辱に直面しつつ、最終的には事務所を辞め、
 彼らが思う「本物のロック」を演っていく「道」を
 選ぶというのが大まかなストーリーです、
 ちとネタばれ気味はありますが(^^)
 
「本当に自分たちが演りたいロック」をやると決めた時、
 以前「売れなかった頃」に働いていた
「やきとり屋」のバイトに戻って、
「生活費を稼ぐ」ことも受け入れなければなりません。
 しかしそれが別に「悲壮」なわけではなく、
「バイトしてでも自分たちの演りたいロックが出来れば
 いいんだ」ということでもなく、
 ただ「彼らのアイデンティティ」を取り戻し、
 本当の意味での「スタート地点」に立つということ、
 そしてそれは「誰かが見てくれているから」とか、
「評価してくれるから」ということでない、
「自分たちにとっての必然性」という立地点に
 あらためて立ち、その軸をぶらさないようにすることを
「明確」にするということなのではないでしょうか。
 だからといって、「機を見るに敏」な「かつてのライバル」が
 ダメで、「いずれ奴はダメになる」ということではなく、
「自分たちがそれをやってしまったら、きっとかえってダメであり、
 自分たちには合わない」というだけのことでして、
 それは全て「自分らしくあること」こそ大事なのだという、
 彼らが彼らなりの「底」を知ったからこその、
 正直な実感なのではないかと思うのです。
 主人公の彼女のように、
「キミが理想を追っているかぎり、私は好きよ、キミのこと」
 と言ってくれる「理解者」は普通現れてはくれないでしょう、
 しかしそんな「理解者」が現れずとも、
 関係なく真摯な姿勢で「自分らしく」生きることの中でしか、
 そのような「理解者」が現れてくれることは
 100%ありえないのでしょう。
 かなり青くさく、クサいメッセージを含む話ゆえ、
 意図的に「なんちゃって」的な演出をしている感じなのですが、
「自分らしさとは何か?」と問い続け、
 そしていつまでも「青くさい部分を失わずにいること」、
「裸の自分をさらけだすことが出来ること」の大事さを、
 ボクはしっかり受けとめさせていただきました。


『キューティーハニー』
 あえてストーリーがどうとか、そういうヤボな話は
 抜きにして、理屈抜きで「楽しむ」のがいい、
 そんな映画だと思います。
 だからといって「レベルが低い」「お子様向け」
 などということは決してなく、
「レベルの高いエンターテイメント」だとボクは思いますし、
 すごく楽しめました!!
 サトエリの「天然」ぶりはかわいいし、
「堅物」役のコもイケてるし、
「他の人が持っていない能力」を持っているがゆえの「孤独」
 もまた、よく描けているのではと思います。
 観ていると「おにぎり」が食べたくなりますので、
「おにぎり」を用意しながら観ることをお薦めしますです(^^)






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最終更新日  2005年01月18日 11時19分23秒
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