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2019年01月31日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
・私はスロー・ブルースが大好きで、
 それもアドリヴ・ソロが長いのが好きで、
 いい演奏のCDなどを聴くと
 必ず買うか借りるかしたくなるのですが、
 YouTubeかAmazonの試聴で、
『スーパー・セッション』の「アルバートのシャッフル」を聴いて、
 あまりに良いのでビックリしました!!

 アル・クーパー&マイク・ブルームフィールドって、
 ロックを語る文章などによく出てくるので
 私の頭の片隅には残っていたのですが
 実際に聴いたことはなくて、
 ってよりこのあたりの(60~70年代の)
 白人のブルースって、
 当時いくら流行っていたとしても
 今では完全に忘れ去られているかのように
 なっているので、
 おそらく私が聴いたことがない名演は
 数多く残されているのではないかと思います。
 そんなわけで
 芋づる式に関連作品を聴いていき、
 ピーター・グリーン、デュアン・オールマン、
 ポール・コゾフ、エリック・クラプトン、
 ミック・テイラーなどなど
 あらためて白人ブルース・ギターを
 私なりに掘りさげて聴いていくことになったのでした。
 では以下に
『スーパー・セッション』の関連作品の感想などを
 載せていきます。












「スーパー・セッション/アル・クーパー」【68】


 



 私が本当の意味でジャズを好きになったきっかけは、
 植松孝夫さんや臼庭潤さんや峰厚介さんや
 山口真文さんや本田竹曠さんや寺下誠さんなどの
 日本人のジャズのライヴを
 聴いて体感したからでして、
 それからあらためてCDやレコードで
 いわゆるジャズの名盤ほかを聴いて
 その良さがわかっていったということなので、
 理屈抜きでしっくりくるのは
 日本人のジャズなのです。
 それと同様(?)に、
 黒人のブルースよりも白人のブルースの方が
 理屈抜きでしっくりくるのです。
 もちろんどっちも好きなのですが、
 より理屈抜きでわかりやすいという意味で。

 前置き(?)が長くなりましたが、
 そんなわけで
 本作品の「アルバートのシャッフル」を聴いて、
 私は理屈抜きでノックアウトされたのです。
 そして何で今まで私は
 このアルバムを聴かずにいたのかを
 不思議に思い、
 この時代近辺の白人ブルースを
 もっと聴きたくなったのです。
 ただマイク・ブルームフィールドは、
 白人ブルースマンの中でも
 特別な例だったのではないかと
 本作品や他の作品の演奏を聴いてみて
 あらためて思っています。
 それはイギリス人とアメリカ人の違いでもあるのですが、
 オリジナルの黒人ブルースマンたちが身近にいる環境で
 コピーだけでやっていけるわけがないので、
 否が応でもオリジナリティーを確立させる必要があって、
 シカゴの黒人ブルースマンたちの影響を受けながら
 個性が磨かれていったのではないかと思うのです。
 とにかくマイク・ブルームフィールドの
 コピーでない自分の歌によるアドリヴ・ソロが
 気持ち良いです。

 あと本作品には、
 ホーンセクションやアル・クーパーのオルガンが
 邪魔だという意見や感想がけっこうあるようで、
「ホーンセクション抜きヴァージョン」が
 ボーナストラックで収録されているぐらいなのですが、
 私にはその意味が全くわからず、
 何の問題もないとしか思えないのですが……。














「フィルモアの奇蹟(2枚組)/アル・クーパー&マイク・ブルームフィールド」【68】


 



『スーパー・セッション』と同様に、
 マイク・ブルームフィールドのブルース・ギターが
 最高であり、
 バンド・サウンドもゴキゲンです。
 まだ無名だったカルロス・サンタナと
 エルヴィン・ビショップが
 ゲスト出演しているのですが、
 やはりこの時点では
 マイク・ブルームフィールドとの差は
 歴然としています。
「ため」と「メリハリ」と「リズム感」に
 大きな差があるのです。
 これを聴くと、
 マイク・ブルームフィールドはもちろん
 いろいろ言われているエリック・クラプトンも
 やはりすごいのだなぁと
 あらためて思えてくる次第です。
 そしてこの時代ならではといいますか、
 サイモン&ガーファンクルの「59番街の歌」を
 ブルース・ロックにしてカバーしているのですが、
 明らかにオリジナルを損なうかのような
 失敗アレンジにしか私には思えないのですが、
 当時も今も名アレンジの名演ということで
 語り草になっているようです。
 そして最近、
 グループサウンズの「ゴールデンカップス」が、
 当時ライヴでこの
『フィルモアの奇蹟』そのままのアレンジで
「59番街の歌」を演っている演奏を聴いたのですが、
 愕然としました……。
 当時はまだまだLPは高かったのと
 情報が少なかったこともあって、
 日本でリアルタイムで『フィルモアの奇蹟』は
 ほとんど聴かれていない中で、
 みんなが知らない間にいち早くコピーして
 そのままライヴで演奏したのかもしれませんが、
「カバー」ではなくて明らかに「コピー」であり、
 それも明らかに「劣化コピー」なのです
(ファンのみなさん、ごめんなさい……)。
 それで「『長い髪の少女』なんか演りたくない」ってのも
 なんだかなぁ……と、
 思うのであります。
 













「フィルモア・イーストの奇蹟/アル・クーパー&マイク・ブルームフィールド」【68】


 



 リズム・セクション(特にドラム)との
 息が合っていない演奏が続くので、
 長い間未発表のお蔵入りにしていた音源のようですが、
 確かにそれは感じられるものの、
 演奏自体の良さがそれを吹き飛ばしているので、
 何の問題もないと私は思います。
 なので発売してくれて良かったなと思います。

 無名だったジョニー・ウィンターが
 ゲスト出演していますが、
 こちらはバッチリの演奏と歌を披露し
(多少ドラムに足を引っ張られる局面もありますが)、
 客席にいたコロムビア・レコードの重役が、
 翌週にはジョニー・ウィンターに
 契約を申し出たということです。














「クーパー・セッション/アル・クーパー&シャギー・オーティス」【69】


 



『スーパー・セッション』の続編として、
 アル・クーパーが
 15歳の天才ギタリスト、シャギー・オーティスと
 セッションした作品です。
 シャギー・オーティスは
 R&B界の大御所・ジョニー・オーティスの息子です。
 ジャム・セッションをしながら
 2日間でつくられた作品とのことで、
 シャギー・オーティスは
 15歳というのが信じられない
 天才ぶりを発揮しています。
 ちょっとさりげなくジャズを感じさせる
 フレージングもあって、
 なかなかの早熟ぶりを聴かせます。
 しかしその後シャギー・オーティスの名前を
 あまり見かけなくなっているのが不思議なのですが、
 ただ私が見かけないだけかもしれず、
 機会があったら
 集中的に聴いてみたいなと思っています。














「永遠のフィルモア・ウエスト/マイク・ブルームフィールド」【69】


 



 アル・クーパーの入っていない、
 マイク・ブルームフィールドのバンドでの
 フィルモア・ウエストでのライヴです。
 上記の一連のシリーズ(?)と同様の
 かっこよさであり、
 マイク・ブルームフィールドも絶好調です。
 そしてヴォーカルがニック・グレイヴナイツなので、
 その点ではすごく安定感がありますし、
 サックス・ソロが入っているのも良いです。
『マイ・レイバーズ/ニック・グレイヴナイツ』に
 本作品に収録されていないこの日のライヴ音源が
 収録されているとのことなので、
 借りて聴いてみようと思っています。














 Al Kooper & Mike Bloomfield "Albert's Shuffle"
















 Mike Bloomfield - I Wonder Who
















 MIKE BLOOMFIELD - One Way Out (live at the Fillmore East 1968)
















 AL KOOPER & SHUGGIE OTIS - Bury My Body
















 Mike Bloomfield " IT TAKES TIME " Live














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最終更新日  2019年02月01日 00時09分59秒
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