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2008.01.03
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カテゴリ:Iran



今回は、7月11日~7月30日までの20日間滞在したイランについての総集編として記事を書いてみようと思う。







イランという国を旅する前に、イランという国について、世間一般、国際社会で思われているようなマイナスイメージが少なからずあった。





・危ない国、核開発を進めている国、敬虔なイスラム教国家、アメリカの敵対国、旅行者が少ない国、旅行がしづらい国、ビザが取りづらい国、以前の日本で不法滞在で働いたり偽造テレホンカードを売っていたイラン人...etc






しかし、逆に、旅行者からの情報だと、そのマイナスイメージに関わらず評判の良かった国でもあった。



『深夜特急』の沢木耕太郎を筆頭に、アジアからヨーロッパへ陸路で旅した旅人の場合、必ずイランを通って行ったことが多い。



その彼らが、イランは良かった。と言っているのだから、これは期待出来ると確信した。



個人的には、こういった(語弊があるかもしれないが)『ベールに包まれた不思議な国』を旅してみたいと思うのは当然であった。






そのような期待を持ちながら、イランを旅することとなった。




Iran Emb1
第一関門はイランビザの取得。男性の場合は東京でほぼ問題なくビザが取れる



イランビザの取得は、日本の東京以外では難しいというか、取得出来たとしても相当な手間がかかる、という話は長期旅行者の間では有名である。


パキスタンでは血液検査を受けなければならないし、他の国でも時と場合によっては取得出来たり、出来なかったりする。

とにかく、かなり面倒なことは確かで相当な労力と時間がかかってしまう。



かと思えば、バングラデシュのダッカでは、拍子抜けするほど簡単に即日でイランビザをもらえた、という旅行者もいた。


とにかく、今回の旅でイランには、色々な意味でかなり期待をしていたので、東京の大使館で確実にイランビザを取得しておいた。


男性でも、窓口で断られたりするケースもあるようだが、それは本人の気合が足りないというか、何か係官の気に触ることがあったに違いない。



私の場合は、交渉して通常よりも1日早くビザを発行してもらった。




あと、電話でイラン大使館へ問い合わせをすると、

「ツアーでないと、ビザを発行しません。」

といったように一蹴されてしまうことも多いようだ。


堂々と大使館に行って申請すれば女性でも何とかなると思う。


要は、申請者の気持ち次第だとも言えるかもしれない。


イランビザ取得については、こちら⇒


※※イランビザは各自の責任で取得して下さい。





さて、私はUAEのシャルジャというドバイの隣の首長国から、エアーアラビアでテヘランへ飛びイランへ入国した。


イラン入国時には、荷物検査が厳しく隅々までチェックされると想像していた。

事実、そういう情報もあったのだが、実際のところはノーチェックだった。


いかにも怪しい90リットルのバックパックを所持していたのだが、ノーチェックだった。


これは、かなり意外なことであった。



そして空港内で、またも意外な光景に出くわした。




イランの空港内では当然、写真撮影は禁止されている。


しかし、堂々と写真を撮っているイラン人ファミリーがいて、何の問題もなかった。

もちろん、私も空港内を撮影したのは言うまでもない。







写真撮影に関しては、こんなこともあった。




撮影した私も、もちろん悪いのだが、このときは、ちょっと頭のおかしい(精神病か何かの中毒者)イラン人が警察に知らせたことが致命的となった。



しかし、女性の写真撮影が出来るとは思いもしなかった。


テヘランでイラン人の家庭を訪問したときもそうであったし、エスファハーンでも何度となく女性の写真を撮影出来た。(もちろん、相手の承諾があっての話)








イランで最も衝撃的だったことがある。






エスファハーンのエマーム広場でのことだ。



いつものように、夜のエマーム広場で幻想的にライトアップされたモスクや噴水を眺めながらボーっとしていた。



すると、近くに座っていたイラン人女性と話すことになった。

彼女の隣には母親が座っていた。


まだ高校生の彼女は英語を上手に話し、将来は医者になりたいと話してくれた。


私たちは、イラン人と日本人として、色々な話をしていた。




雰囲気も良く、堂々と明るく接してくれた彼女との別れ際のことだった。



「もし良かったら、2人でエスファハーンを色々と案内しましょうか?」



母親には聞こえないようにそう言って、電話番号やメールアドレスを渡してくれた。



語弊があるかもしれないが、未成年でもあるイラン人女性からデートの誘いを受けたのだ。


もちろん、下心なしで、現地の人に案内をしてもらうことにはとても興味があった。





しかし、ここはイラン。




そうもいかない。



日常生活から様々な制約を受け、特に男女関係については厳格なイスラム社会だ。



テヘランで警察に事情聴取されたことも頭にあった。





もちろん、彼女の誘いにのっても問題はなかった可能性も意外と高いはずだ。



しかし、外国人がイラン人女性と、しかも未成年の彼女と昼間から堂々と、という訳にはいかなかった。


IRAN
彼女との2ショット写真




彼女の親切心だけを心に受け止めて、こちらから連絡することはなかった。



しかし、エスファハーンの宿で知り合った日本人旅行者は、同じようにイラン人女性から誘われて、エマーム広場周辺を2人でデートしたそうだ。

そのことを知っていても、私は彼女の誘いを断った。





ここはイランだからである。




エスファハーンでは、何度となく女性からも話しかけられた。


通りがかりに挨拶されたり、サンドイッチ屋で話しかけられたり。


しかも恥ずかしそうにではなく、堂々と、ひょっとしたらこちらに気があるのではないか、と思わせるくらい積極的に話しかけてくる女性も多かった。


特に、イラン人や中東の女性はエキゾチックな顔立ちがセクシーで、余計にこちらの気を引こうとしているような錯覚に陥り、かなりドキドキした。



実際に、男女交際が厳格に制限されているとはいえ、逆に、彼女たちが何かを求めているような気もしたのも事実だ。




こちらが外国人だからかもしれないが、イラン人女性は、特にエスファハーンではこちらに対してかなり積極的であったのは間違いない。





これは、とても衝撃的であった。





イランを旅する前は、女性と話すことなんて出来るとは思いもしなかったし、写真撮影も出来るはずないと想像していた。



しかし、現実のイランでは、女性は思いのほか解放的で積極的であった。




それは服装や髪型にも表れていて、髪を茶色や金髪に染めスカーフから露出させたり、ジーンズを履くのは当たり前になっていて、化粧が派手な女性もたくさんいた。



男性のほうも、やはり女性に興味があるのは当たり前で、エマーム広場で知り合った若者の携帯電話には、ガールフレンドであるイラン人女性の生々しい写真が収められていた。


テヘランの地下鉄では、4人組の若い男性が少々騒ぎながら週末のよるに出かけようとしていたのだが、一緒にいたハッサン氏に聞いてみると、やはり女性の話で盛り上がっていたらしい。



そして、ハッサンはこんなことも教えてくれた。


「あの女性たちは売春婦かもね。」


と言って、ケバケバしい化粧をした女性の方を見ていた。


「あの男は麻薬中毒だね。」

と言って、微妙な顔をしている男の方を見ていた。




実際に、週末の夜、地下鉄の駅前には、ケバケバしい化粧をした女性が何人もいた。


そして、麻薬中毒者と思しき男も何回も見かけた。





ヤズドからテヘランへ戻るときに乗った夜行列車で同じ車両になった若い男も、今思えばかなり怪しかった。


ちょっとハイテンションでせわしなく、やたら女の話をしてきた。

顔を見れば分かるものだ。


何の被害もなく、我々同じ車両の仲間にチャイをおごってくれたりと、なかなかイイ奴ではあったが。






ここイランにも売春婦が存在するのだ。









これもまた衝撃的な事実だった。


まあ、世界中に売春がない国の方が珍しいというか、そんな国はないのかもしれない。






イラン人は、生まれてからずっと様々な制約を受けながら暮らしている。


その彼らがかなりのストレスを受けているように見えたのは明らかであった。




テヘランの市街地では、皆が同じように、狂ったかのように車やバイク、バスまでもが暴走していた。

ロンリープラネットには、テヘランの交通事情について、

【道路を渡るのは非常に危険で、まるでロシアンルーレットのようだ】

と評されているほど、危険極まりない。

冗談ではなく、本当に道路1本渡るのは命がけであった。


ある者は麻薬に奔り、ある者はブラックマーケットでアルコールを摂取する。


化粧や髪型は益々派手になっていき、服装も半ばカジュアルになりつつある。


実際に、イランへ入国、イランから出国するときにに乗り合わせたフライトでは、イランの外ではイラン人女性はスカーフは被らず、服装もカジュアルであった。



ごく一部の女性は売春もしているらしい。。。





これもまたイランの真実であった。





~次回、シリア編へと続く!~






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Last updated  2008.01.04 01:41:55



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