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2009年07月07日
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カテゴリ:歴史の旅

Break Time  (一休み)

以前(ヴェルサイユの後)写真の空きスペースに入れて置いて使わなかった写真を掘り起こして来ました。
ここはウィーンの王宮前です。観光客の遊覧用の馬車がたくさん待機していて、お客さんを待っています。観光地に行くとローマなどもこうした馬車は見かけますが、ここはかなりたくさんの馬車が停車しています。
他の観光馬車と違うのは、ウィーンでは車の走る一般道路も走る事ができるので、近場なら馬車でホテル前まで送ってくれるのです。(もちろん車線変更はできませんが・・。)
昔から馬車を使っていたお国事情が、馬車にも交通輸送車としての権利を残してくれているようで微笑ましい気がします。
ウイーンの馬車 2
道路を馬糞で汚さない為に馬のお尻の下あたりに馬糞受けが付いているのが特徴です。

ウイーンの馬車 1
待ちぼうけの馬も可哀想ですね・・・。「早く走りたいよ・・、出なきゃエサをおくれ・・。」

駅馬車
15世紀まで馬車は王侯、高位聖職者、豪商の私有物に限られていたそうです。
馬や、ロパに乗る事さえ贅沢な事だった時代に、馬車は一般人に縁はなく、旅はもっぱら自分の足で歩いて行かなければならない大変疲れる事だったようです。

商業や手工業が発達して商いが広域に拡大してくると、船で行ける所は良いですが、陸上輸送の方にも需要が生まれてきます。そんな中で一般庶民も乗る事のできる乗り合いの駅馬車と言うものが誕生したようです。

最初は注文要請された場所まで行くチャーター便だけで、そのうちに一定の区間、(街道や街、港等の往復)を走るようになり、運行時間が決まった、定期輸送便へと進化していったようです。
いわゆる乗り合いタクシーか、バスですかね・・。(馬の頭数でも違いますが、定員は4人~。アメリカの幌馬車みたいのなら結構乗れるのでしょうが・・。)

以前 「ロンドンバス(London Buses )」で紹介しましたが、ロンドンの2階建てバス(ダブルデッカー)の前身がこの普通の駅馬車だったわけで、乗客を増やす為に屋根まで乗せて、2階建ての駅馬車を考案した発想はロンドンだけだったようですが・・。
因みに、ロンドンに辻馬車が登場したのは1625年だそうです。


長距離便では、何泊もするものも登場。パリ~リヨン間を結んだ駅馬車(Diligence)は、夏は5日、冬なら6日もかかって両都市間をつないだそうです。(そんなに長いと馬車の中の人間関係もたいへんですね・・。)まさに馬車旅ですね・・。

長距離便ができた事は、一般市民の行動範囲をおおいに拡大してくれたようです。
旅の回数も、場所も増えたわけですから・・。そして、足の悪いおばあちゃんと孫も一緒でちょっと隣町のレストランなども行けたのですから、庶民の文化生活も広がって、おおいに楽しみが増えたものと思われます。

いろいろな意味において選択肢も広がってきたわけですから、駅馬車の登場は都市交通の発展以外にも非常に重要な事項だと思います。

いづれ、写真を見つけたら紹介するつもりですが、この定期便の駅馬車に手紙を一緒に運ばせたのが郵便事業であり、郵便車なのです。






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Last updated  2009年10月27日 19時41分04秒
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