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Break Time(一休み) 桂宮宜仁(かつらのみや・よしひと)さまが8日に薨去(こうきょ)されたと宮内庁より発表がありました。 「薨去(こうきょ)」? 初めて聞いたような言葉だな・・と思い調べてみました 薨去(こうきょ)」は皇族でも皇太子妃や親王や内親王、あるいは位階が三位以上の者に使う言葉だそうです。 かつて昭和が終わった時に「天皇陛下の崩御(ほうぎょ)」と言葉が使われましたが、天皇陛下や皇太后、皇后さまが亡くなられた時には「崩御(ほうぎょ)」を使うそうで他に 皇太子や大臣などの場合には「薨御(こうぎょ)」 皇族内の王や女王、あるいは位階が四位、五位以上の者 の場合は「卒去(そっきょ、しゅっきょ)」 を使うのが本来のようです。 宮内庁は確かにこの言葉を使用していましたが、ネットのニュースなどは「逝去」とか「亡くなった」と言うものばかり。本来「身分のある人」の場合はこれらの言葉を使い分けなければならないようです。 それにしても聖徳太子の「冠位十二階」に始まった日本の位階制度。形は変わってもまだ存在していたのですね さて今回はペギン会の前にちょっと番外でブルージュ・カードの紹介と、珍しいアートの紹介です。 ブルージュ・カードとジャック・カロ(Jacques Callot) ブルージュ・カード(Love Brugge) ジャック・カロ(Jacques Callot) ブルージュ・カード(Love Brugge) 観光客の為のお得用観光カードの発行は今やいろいろな国で行われています。 (乗り物だけでなく、美術館や神社、仏閣などにも安く入れる) 日本でも行われていて、京都などで外人さんがパスを出しているのをよく見かけますが、これは外国人対象で自国民には適用されません。 京都などどこも観覧料が高いのでうらやましいな・・と思いつつ自分も海外に出た時はチャッカリ恩恵をうけています。 ブルージュの観光カードはブルージュ26の美術館や運河クルーズなどが割引、もしくは無料で利用できるカードとなっています。 もちろん有料で観光局で販売。 今回は運河クルーズの他、ありとあらゆる美術館を時間が許す限り入りたおしてきました 冊子とカード 赤いスワンのカードが大人用。(デザインは変わるかもしれない) 冊子の中ブルーのカードが学生用 学生用と大人用があり48時間用と72時間用があり 大人48h・・35ユーロ 72h・・40ユーロ(2013年) メムリンク美術館だけで入場8ユーロする。ちまちま払っているとかなりの金額になるので2日以上滞在するなら購入して美術館に入りまくった方がお得です。 そんなカードを利用してちょっと入った変わり種のアートを紹介。 ジャック・カロ(Jacques Callot) ブランギン美術館アーレンツハイス(Brangyn Museum Arentshuis)の特別展で見つけた細密画の巨匠の作品です。 入館して手渡されたのがルーペ 1人1本。 (・_・?) ハテ? なるほど、こうして見る為なのね。 実物の2倍以上に拡大しています。 細かすぎる この方は全てにこだわりを持って描いているのが感じられます。 作品はバロック期に活躍した版画家 ジャック・カロ(Jacques Callot) ジャック・カロ(Jacques Callot)(1592年~1635年) ロレーヌ地方の裕福な家の出身だそうで、ローマ、フィレンツェと勉強していたらしい。 フィレンツェではメディチ家の目にとまり、多く注文を受けていたと言うのだからさぞ才能を買われていたのだろう。 晩年故郷に戻ってからはフランスやスペインの宮廷からの依頼を多く受け、当時欧州ではかなり有名な画家だったそうだ。 かのレンブラントがカロの作品のコレクターだったと言うのだから驚く。 (レンブラントの趣味って・・・・) それにしても非常に細密な気の遠くなるような細かさの作品ばかりなのだ。 しかもドローイングで描くだけでも困難なのにエッチングでの版画である。制作には従来には無かた道具や薬品に加えて高度な技術が駆使されているのは言うまでも無いだろう。 今なら、フォト・エッチングでなら可能か? 画家はよほど目が良かったのか? 全ての作品がルーペなしに鑑賞出来ないのです。 そう言えば細密画が流行った時代がありました。 エリザベス1世(Elizabeth I)(1533年~1603年)の時代。恋人の写真ならぬ細密画を描かせて密かに持ち歩いた・・と言うペンダントやブローチが貴族の間で造られています。 細密画の需用がいろいろあったのかもしれませんね。 その技術を壮大な絵画に仕上げたのがジャック・カロ(Jacques Callot)なのかもしれません。 今回の目玉・・とも言えるドラゴンが舞い降りる作品 タイトル不明 下にも上にも魑魅魍魎がたくさん戦いをしています。 何の場面を表現しているのか不明ですが、ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)の影響があるのは確かです。 日本円のお札の模様みたい。 作品は小さいので写真撮影も難しく、あまり綺麗にとれていませんし、見えやすくする為にほぼ全ての作品を拡大して、さらに色調の調整をしています。 上のドラゴンは実物の4倍くらいにはなっていると思います。 当時欧州で有名だった・・と言うのに、日本ではほとんど紹介されていない画家だと思います。 作品は驚異的に素晴らしいのに、全体に小さいから何となく大きな感動がないかもしれないけどこんな面白い作品に出会うチャンスもあるので、ローカルの美術館も悪くないかもしれません。 おわり
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