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カテゴリ:スピリチュアル・ライフ
「物事をたった一つの角度からでしか見ていないことが多いと思います。
様々な角度から物事を見るようにすることが大切です。 様々な角度から見て検証し、調べ、そして判断をしていきましょう。 全てのものは相対的に存在しています。 相対するものについても考えることです」 「次に『心』について考えてみましょう。 五感と呼ばれる感覚があります。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですね。 そしてもうひとつ、これらを意識作用につなげていく感覚があります。 意識作用に携わる心、としましょう。 じつはこの心が第六の感覚なのです。 人間は五感+1感=六感を備えています」 「愛と怒りを同時に感じることはありません。 愛と怒りでは意識作用がまったく違うため、同時に感じることはできないのです。 ですが、ひとつの同じものに対して、ある時は愛を感じ、 またある時は怒りや恐れを感じることはあります」 「心はバランスをとることが大切です。 理想的なのは、常に心が中立、ニュートラルの状態を保つことです。 これは仏教の言葉の『空(くう)』につながります。 バランスを失った心は躁状態になったり、逆に鬱状態、または破壊的になるでしょう」 「本日のテーマである『心の本質は光』について考えてみましょう。 ここでいう光とは『光明』のことです。 心は二つの部分で構成されていると考えます。 ひとつの塊りのような部分を素のレベルとします。 そして、そのまわりを常に動き流れる細かい粒子の集まりのようなもの、 これを仏教の言葉で光明と言い、光のレベルです。 光明は途切れることなく存在するものです」 「光明とは『光輝く清らかな心』ともいいます。 たとえていうなら、水のようなものです。 コップに泥水が入っていることを想像してみてください。 入れたばかりの泥水は、泥と水があいまっていますが、 しばらくすると泥は底にたまり、水が上になって分離します。 泥水という形をとっても、水の本質は変わっていません。 また、水を氷にすることを想像してみてください。 氷は水の塊り、固体です。ですが、溶ければ水という液体に戻ります。 水の本質は変わっていません。 このように、光明は時に形を変えることがあっても 本質は変わらないものです」 「心は素、光明、どちらのレベルも光り輝くようにしてかなければなりません。 素のレベルは土台となるものですが、土台だけではなく 光のレベルの光明も磨いていくことが大切なのです。そして、 色即是空という言葉にあるように、心の本質は光であり、空(くう)であります」 *色即是空: 色とは形あるものの意。物質の一般。すべて形あるものは、 因縁によって生じたものであり永劫不変の実体がない、ということ (仏教用語集より) ここで、講演が終わり、質疑応答に移りました。 会場の中から質問者が選ばれ、法王から直にお話を聴く機会が得られました。 最初の質問者は、なんと、北京オリンピックで柔道100キロ超級金メダリストの 石井選手でした。 <つづく> P.S. 今日はこれから劇団四季の55STEPSを見に行きます。 みなさまのブログへは帰宅後にうかがわせていただきま~す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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