自己信頼
自己信頼って何でしょう? 「自分の失敗や短所なども受容して、自分を大切にする。自分という人間は一人だし、他に代わりのない、かけがえのない存在。オンリーワン」 バーン(Berne,E)による「交流分析」(transactional analysis=TA)での「I am OK」という表現が、これに相当。 「I am that I am」。などと言われています。 人は成長するにつれ、自己評価の低さと罪悪感の強さが混ざり合ってくるように感じます。自分が楽をすると相手に悪いなあと思ったり、相手が困っているとついその人のために頑張ってしまったりします。心が他者に縛られて、自分の意思がわからなくなってしまっていたりもします。社会的価値観は思い込みだったりするのですが、それに気づかずに苦しむわけです。許可を得ないと何もできないと思ったり……。実際私もそんな風でしたし、今も出来事の都度に思い込みを発見して手放すのに痛みを伴ったりしています。「自分は何が好きか、何が苦手か」「何(誰)に興味があり、どうでも良いこと(人)は何か」「自分の得意なことは何で、何が不得意か」「自分と相性がいいタイプ、相性の悪いタイプ」自分で自分をよく冷静に観察し理解していること、また理解してゆこうという姿勢は基本かもしれません。 自己肯定感が高く、自分の目標や欲求がはっきりわかっていると、それにフォーカスして行動できます。自分の望むことを見極め、それにエネルギーを注ぎます。明確な「自分基準」のスタンスが次の選択肢を自分の気持ちに沿って選びます。自分で決断し、行動する。そして自分で責任を取る。その繰り返しが自己信頼を高め強固に鍛えていくのだと思います。自己理解、自己信頼、自己受容、自己尊重。その上で、他者との関係の中で相互理解、相互信頼、相互受容、相互尊重を育んでいけるのだと思います。ってことで、えーっと、まあ頑張ろう?