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2021.03.12
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カテゴリ:環境

​ 二酸化炭素排出ゼロを目指して、世界は猫も杓子も最大の二酸化炭素排出源である自動車のエコ化で競争している。そのエースとされるのが、EV(電気自動車)だ(写真)。​



​◎確かに走行時に二酸化炭素は排出しないが​
 毎日の新聞を開くと、必ずどこどこの国・自動車メーカーが、「○○年までにすべてEV化」などという記事が出てくる。
 そういう記事を読み、奔流のようなEV化の流れを見ると、待てよ、本当にEVは、環境最適車なのか、と疑問に思ってしまう。
 確かに走行時に、ガソリン車と違い、二酸化炭素を全く排出しない。
 しかしそれを製造する時は、どうなのか。クルマ自体を造る際の二酸化炭素排出量は、ガソリン車もEVもさほど変わらない。

​◎リチウムイオン電池は二酸化炭素の塊​
 しかしEVの心臓部のリチウムイオン電池は、二酸化炭素の塊、と言ってもいい(写真=車載用リチウムイオン電池)。材料のリチウムは、採掘や精製時に大量の二酸化炭素を排出するのだ。だから生産段階での二酸化炭素排出量は、EVはガソリン車の2倍、という試算がある。



 その蓄電池に、化石燃料由来の電気で充電すれば、社会全体の二酸化炭素排出量は減らない。むしろ全自動車がEV化すると、今の倍以上の発電量が必要とされるから、多くの発電所を新設しなければならず、逆に二酸化炭素排出量が増える可能性すらある。
 そしてどのくらいもつのか分からないが、蓄電池は長年使うと劣化する。劣化したものは、新品と取り替えないといけない。これは、また大量の二酸化炭素排出量となる。
 生産・走行・廃棄までのプロセスを考えると、むしろEVよりハイブリッド車(HV)の方が二酸化炭素排出量は少ない、という説もある。​

​◎グリーン水素のFCVこそ本筋​
 ただ世界の流れは、「EV、そしてEV」である。その流れの中で、EVの蓄電池はどうなんだ、と言っても、なんとなく「負け犬の遠吠え」のように聞こえる。
 世界一の自動車メーカーであるトヨタは、そんな中でEVから出遅れているとみなされ、そのため株価は実力以下の低位に置かれている。
 しかし本当に二酸化炭素排出源を達成するには、FCV(燃料電池車)こそ本命であり、その燃料は「グリーン水素」でまかなうべきだ。なおグリーン水素とは、水を電気分解して水素を作る際に投入するエネルギーを、太陽電池や風力発電で得た電気を使って生産される水素のことで、化石燃料から抽出する水素は「ブルー水素」と呼ばれて区別されている。

昨年の今日の日記:「北朝鮮だけ『感染者はいない』という大嘘、軍兵士に多数の死者説」






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Last updated  2021.03.12 04:53:30



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