3464006 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

政治、現代史、進化生物学、人類学・考古学、旅行、映画、メディアなどのブログ

政治、現代史、進化生物学、人類学・考古学、旅行、映画、メディアなどのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

自費出版のリブパブリ2010

自費出版のリブパブリ2010

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Rakuten Card

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

farr@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
背番号のないエース0829@ 婿入り 現在井上ひさし「吉里吉里人」を読書中な…
自費出版のリブパブリ2010@ ありがとうございました。 京都ヒストリカ国際映画祭事務局さん …

Headline News

2023.05.01
XML
カテゴリ:環境
 世はなべて「脱炭素」。地球温暖化防止に不可欠な動きで、それはどんなことがあっても、各国、各人が推進する必要がある。
 しかし、それでも「やっぱり」と思わせるコラムを読んだ。日経新聞4月19日付に掲載されたビジネス・コラムニスト、ピリタ・クラーク氏のコラム記事だ。

​◎EVドライバーが「群れをなして」手放している​
 ここで氏は、「グリーン・ボッチング」という新語を挙げ、実例を紹介している。なお「ボッチング」とは、英語の「botch」、すなわち「しくじる」という意味の動名詞だ。
 重要なのは、ガソリンエンジン車からEV(電気自動車)化へのボッチングだ。
 イギリスで報じられたニュース例で、EVのドライバーが「群れをなして」EVを手放しているという。理由は、「充電スタンドが足りないため」。
 EVの最大の欠点は、ガソリンエンジン車と比べて航続距離の短さと充電時間の長さ・充電スタンドの不足だ。

​◎問題多いEV充電スタンド​
 EVドライバーは、航続距離が短いために、常に電池切れに立ち往生を気にしなければならない。しかも電池切れ間近を知ってから、充電スタンドを探すと、ガソリン給油所に比べて近くにない。やっと充電スタンドにたどり着いても、列をなしているので長時間待たされたりするし、自身の充電にも時間がかかる。
 極端な例では、アメリカのゼロエミッション車の40%が販売されている先進地のカリフォルニア州、サンフランシスコ湾周辺のベイエリアで調べた結果では、充電スタンドの23%が機能していないことがわかった。5%のスタンドでは、ケーブルが短すぎてEVの充電口に届かなかったという。

​◎スターリニスト中国とヨーロッパが群を抜く普及率​
 苦労してやっとたどり着いたスタンドがこうでは、ドライバーはもうEVを止めようと思うだろう。
​ 日本は、EVでは世界的な後進国で、スターリニスト中国とヨーロッパの自動車全体の販売台数に占めるEVシェアは2021年でそれぞれ51%と35%になっている。アメリカも猛追し11%だ()。対して日本は直近の2023年2月時点で3.48%に過ぎない。21年では1%以下だった。
​◎EVの不便さに耐えられるか​
 この充電インフラ不足の解消にはかなり時間がかかるにしても、いずれはガソリン給油所並みになるだろうが、充電に時間がかかる、そのために長時間待つ、という欠点は容易には修正されないだろう。
​​ EVに出遅れているトヨタも、新社長の佐藤恒治氏(下の写真の上)のもと、2026年までにEVの世界販売を150万台にする計画を打ち出している(下の写真の下=トヨタが上海モーターショーで公開した新型EV)。




​ ただし、冒頭の「グリーン・ボッチング」には警戒しなければならない。今は熱に浮かされたようなブームだが、冷静に考えた場合、EVの不便さをどこまで許容できるか、ユーザーは考慮中なのかもしれないからだ。

昨年の今日の日記:「2度と脅威にならないように;ウクライナ侵略のロシアを徹底的に叩き、再起不能にと目論むアメリカの狙いとそれにはまりつつあるプーチンのロシア」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202205010000/​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.05.01 03:48:06



© Rakuten Group, Inc.