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カテゴリ:気象・気候
東京、昨日は真夏日87日目という。もちろん統計を取り始めてから初めて。本日も30℃を越えそうだから、越えたら88日目だ。 1年のうち、4分の1の3カ月が真夏日なのか!? 地球温暖化と都市化のダブル効果が、東京を焦熱地獄にしている。 この分では、遠からず東京でも40℃が記録する時が来るだろう。 ◎5年前の巾着田の曼珠沙華、今年はまだまだ そのせいか、各地で異変が起きている。果実の糖度は軒並み上がり、最高の品質となっているという。生産者には、ホクホクかもしれないが、素直に喜べない。 昨日19日、公園で彼岸花=曼珠沙華の花が、一部開花しているのを見た(写真)。 5年前の9月19日、埼玉県日高市の巾着田で、赤い絨毯を敷き詰めたような満開の彼岸花の群落の壮観さに感動したが(写真)、今年はまだまだのようだ。 こうして秋の季節感が、年々後ろ倒しになっていく。半面、今年は春の訪れが早く、桜の開花は2週間も早かった。 ◎桜は10日~2週間も前倒しだった これは、東京に限らず全国的な現象で、おかげで4月下旬に出かけた函館では、五稜郭公園の満開の観桜にあずかった(写真)。例年なら函館の桜は、ゴールデンウィーク頃が盛期で、10日近くも前倒しとなった。 この温暖化による異変は、どこまで行くのだろうか。 僕の田舎の高齢者に聞くと、昔は真夏でも35℃になることなどほとんど無かったという。今は8月に猛暑日=35℃越えは常態化している。 ◎札幌も猛暑新記録、エアコン無い過程が大半で悲鳴 札幌の知人が、悲鳴をあげていた。8月下旬に、札幌で猛暑日が連続し、23日には36.3℃という1876年の統計開始以来、1世紀半近い観測史で最高気温を記録したのだ。 札幌の一般家庭にはエアコンなど無い(冬は灯油燃料の大型ストーブを、極端な場合24時間つける)。年に1~2日くらいのために20万円前後もするエアコンなど設置できないのだ。だから桁違いの猛暑日は、しのぐ術がないのだ。 季節感の相場が無くなり、恐ろしい時代が来つつある。 昨年の今日の日記:「スターリニスト中国が『世界1の人口大国』の看板を下ろす年」 https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202209200000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.20 04:15:04
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