カテゴリ:3月の誕生花
春になると、枝に芽吹いた若葉の中心から何本も垂れ下がった細長い花柄の先に一個ずつついた桃紅色のつぼみが開くと、桃白色になる一重や半八重咲きの花が次々と房になって咲きます。 3月25日の誕生花は、美人を指す代表花のひとつで花が美しいハナカイドウ(花海棠)、カイドウ(海棠)。 花(木)の名は、漢名の海棠の音読みで、室町時代に渡来したミカイドウ(実海棠)のことでしたが、江戸時代に渡来したハナカイドウを指すようになり、ホンカイドウ(本海棠)は入ってこなかったそうです。 別名のスイシカイドウ(垂糸海棠)は、ハナカイドウの花柄が長く枝垂れ咲きになることからつけられています。 花言葉「美人の眠り」「艶麗」は、酔って眠る楊貴妃の姿をカイドウ(ホンカイドウ)の花にたとえた故事からつけられています。 唐の玄宗皇帝がほろ酔い機嫌で寝た楊貴妃を呼びにやったところ、まだ眠そうな顔をして現れたのを見て、「海棠の眠り未だ足らず」といったので、海棠は中国では眠花と呼ばれているそうです。 日本でも憂いを秘めた美人が雨にぬれた海棠の花のようにうちしおれている可憐な様子をたとえて、海棠の雨に濡れたる風情というそうです。 ご近所の畑の片隅で、ほんのりと紅をふくむうつむきがちの花が咲いているのを見かけます。 バラ科リンゴ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国 ハナカイドウ(花海棠)の花言葉:艶麗、美人の眠り、温和、友情。 ハナカイドウ(花海棠)の誕生花:2月7日、2月25日、3月6日、3月16日、3月25日、3月26日、4月5日、4月14日、4月8日、4月20日 流通時期:鉢花を春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.25 10:30:16
コメント(0) | コメントを書く
[3月の誕生花] カテゴリの最新記事
|
|