カテゴリ:5月の誕生花
晩春から梅雨の頃に、ハート形の葉の間から伸びた花茎の先に、十字形の白い苞の中心に淡い黄色のおしべとめしべだけの小さな花が穂状に咲きます。 5月15日の誕生花は、十の薬効を持ち十の毒を消す漢方薬の十薬の白い花、ドクダミ。 花の名は、吹き出物の化膿などに効果があったことから毒を吸収して矯めるという意味のドクダメ(毒矯)が転化したものといわれています。 また、葉の特有の臭気から毒が入っているのではないかとの毒溜(ドクダメ)の転訛したという説、毒や傷みに効くということからの毒痛(ドクイタミ)が転訛したという説もあります。 ドクダミは江戸時代前期まではシブキ(之布岐)と呼ばれていたそうです。
花言葉「野生」は、半日陰や日陰などを独占するだけでなく、アスファルトをかぶせられてもアスファルトを持ち上げて、地下茎から茎を伸ばして増えるたくましさにつけられたのでしょう。 花言葉「白い追憶」は、庭の北側や空き地の暗がり、道端や生垣の下などのどこででも日陰を照らすように群生して上向きに咲く白い花の清浄な美しさからつけられたのでしょう。
小学生のときに、道ばたに咲く白い花を摘んで、花のかわいらしさに似合わないきつい臭いに驚いて投げ捨てました。 香りは記憶とむすびつくそうですが、ドクダミを抜くと手につく独特の臭いは忘れられない臭いです。 ドクダミは植えたわけでもないのに、いつの間にか繁殖力が強い地下茎が庭の南から伸びてきて、東から北へほとんど一周し、抜いても抜いても顔を出すたくましさにあきれています。 今では緑から黄、赤に変わる斑入り葉のゴシキドクダミや八重咲きの花を見かけます。 ドクダミ科ドクダミ属、耐寒性多年草、原産地:東アジア ドクダミの花言葉:白い追憶、野生。 ドクダミの誕生花:5月15日 流通時期:カラーリーフや八重咲きのポット苗を春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.15 10:34:29
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