カテゴリ:5月の誕生花
初夏から秋まで、風船のような真っ白の萼(ガク)が5角形に開いて、中からつぼみが赤くふくらみ出て、真っ赤な花弁の先が5枚に分かれた筒状の花が長いおしべを突き出して次々と咲きます。 5月29日の誕生花は、白い萼から咲き出た鮮やかで赤い蝶のように美しい花、ゲンペイカズラ(源平蔓)。 花の名は、白い蕚と赤い花を、源氏の白旗と平家の赤旗に見立てて名づけられました。 ゲンペイカズラの学名Clerodendrum thomsoniaeは、属名がギリシャ語のcleros(運命)とdendron(樹木)で、スリランカにあった同属2種を幸運の木、不運の木と呼んだことからきています。 種小名 thomsoniaeはイギリスの宣教師で医師のWilliam Cooper Thomsonの名に由来します。
花言葉「個性の強さ」は、赤と白に咲き分けて互いを引き立てる強烈な花色からつけられています。 花言葉「親友」は、白い蕚が赤い蝶のような花を包むように、タネができるまで寄り添っているところからつけられたのでしょうか。
ゲンペイカズラは寒さに弱く、軒下の簡易ガラス温室では冬越しできないので、冬越し用の挿し木の子株を育てて、花を咲かせていました。 葉が斑入りのフイリゲンペイカズラやピンクのガクからの赤い花を咲かせるベニゲンペイカズラ(紅源平葛)があります。 クレロデンドルムの仲間はおしべとめしべが長く、クレロデンドルム・ウガンデンセの品種ブルーウィングやブルーエルフィンは青い蝶のような花を咲かせます。 クマズツヅラ科クレロデンドルム属(クサギ属)、半耐寒性つる性の常緑小低木、原産地:西アフリカ ゲンペイカズラの花言葉:親友、個性の強さ、チャンス到来。 ゲンペイカズラの誕生花:5月29日 流通時期:ポット苗や鉢花を春から見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.29 10:30:20
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