カテゴリ:5月の誕生花
春から初夏にかけて、縁に細かい鋸歯のある葉を茂らせてよく分枝した茎先に、花弁にブロッチ(斑紋)の入る白や赤、ピンク、赤紫などの5弁花が6~10輪、房になって咲きます。 5月30日の誕生花は、バラエティ豊かで華やかさにあふれる花、ペラルゴニウム。 花の名(属名)は、ギリシャ語のpelargos(コウノトリ)で、原種の種がコウノトリのくちばしに似て、とがっていることから名づけられました。 ペラルゴニウムは原種のPelargonium grandiflorumやPelargonium cucullatumなどをもとに作りだされた交配種で、花弁に濃い色のブロッチ(斑紋)があるものを多く見かけます。 ペラルゴニウム属は1787年に新設された属で、それまではゼラニウム(ゲラニウム)属に分類されていたので、今でもゼラニウムの呼び名が残っているそうです。 英名のfancy geranium(ファンシーゼラニウム)のfancyには、装飾的なという意味があります。
花言葉「あでやかな装い」は、ゼラニウムに比べて花が大きく、ブロッチやストライプの模様(条斑)が花弁を美しく飾っていることからつけられたのでしょう。 花言葉「君ありて幸福」「尊敬」は、四季咲きのゼラニウムと同じ花言葉で、ゼラニウムの仲間だからでしょう。 ゼラニウムの花言葉「君ありて幸福」は、ヨーロッパの「右手にパンを持ったら、左手にゼラニウムを」という諺から、次々と花を咲かせて窓辺やベランダを長く飾る花をパートナーや恋人にたとえたのでしょう。 小さな鉢植えのペラルゴニウムはフリルのある華やかな花でもないですが、つぼみがみんな開いたら、ブロッチ(斑紋)の入り方が少しずつ違っていました。 日本で育種された湘南シリーズは花にブロッチがほとんどなく、花色が鮮明で上品な中大輪系の品種です。 フウロソウ科ペラルゴニウム属、半耐寒性多年草、原産地:南アフリカ ペラルゴニウムの花言葉:君ありて幸福、決心、篤い信仰、尊敬、あでやかな装い。 ペラルゴニウムの誕生花:3月4日、3月29日、5月30日、6月28日 流通時期:鉢花を春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.30 10:31:06
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