カテゴリ:誕生花のない花
晩春から初夏に、白い粗毛の生えた大きい長楕円形の葉の間から伸びた長い花茎に、淡い紫色の釣鐘状の花が垂れ下がった穂になって咲きます。
誕生花のない花は、昔は長寿の効があるといわれ今は多量の摂取が禁止された葉、コンフリー。 花の名は、英名Comfreyの音読みで、英名はconfirma(骨を硬くする、骨を接合する)が転訛したもので、古くに根や葉が抗炎症薬や骨折の治療に使用されていたことから名づけられました。 学名Symphytum offcinaleは、属名がギリシャ語のsymphyton(癒合する)で、種小名がofficinale(薬用の)で、切り傷に効果があることに由来します。 別名のヒレハリソウ(鰭玻璃草)は、上の葉が魚の鰭のように茎につく様子からヒレをつけ、白っぽい淡紫色の花が玻璃(ガラス)のようであることからつけられています。 花言葉「努力」は、若葉を次々摘まれて食べられてもすぐ繁殖する生命力の強さとたくましさからつけられたのでしょう。 コンフリーは明治時代に導入され、薬用や食用で一時は広く栽培され、1株植えれば横に広がって、みるみる大きくなって葉を茂らせ、春から秋まで食べられました。
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Last updated
2019.04.04 10:30:08
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