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カテゴリ:美術
今日は訳も無く朝からブルーになってしまった。ウォーキングもジョギングもヨガもせずじっと家に潜んで耐えていた。 しかしこのままではますますブルーエンジェルになると思い、好きなシャガールでも観て気分転換しようと決心して佐倉の川村記念美術館に出かけた。
川村記念美術館エントランス フランク ステラ「リュネヴィル」 エントランス右手 あった!!第一展示室にシャガールの大作「ダビデ王の夢」と「赤い太陽」を見つけた。「ダビデ王の夢」の題材はダビデ王とキリストの誕生にまつわるものらしい。私はそれにも関心はあるが、それよりこの絵全体の色彩と雰囲気が好きなのである。 マルク・シャガール ダビデ王の夢 1966年 油彩 カンヴァス207.0×275.0cm シャガールお決まりのバイオリン、チェロ、たて笛、ロバ、魚、恋人たち、殆どは衣服をまとわない人間およそ50人くらいが描かれている。右側に冠を頂いたダビデ王、中央に幼子キリストを抱いたマリアが見える。 描かれているものが確かに存在しているというより何となく空間に浮かんで漂っている。赤、黄、紫と灰色の色調が主で、遠くから見るとマリアや人のいる中央部分が円形になっていて周辺の紫や赤の色濃い部分と色相が違うような気がする。その部分が夢の部分なのだろうか? この作品の前にたたずんで長い間じーと観ていた。特別な感情は浮かんでこないのだが、ここにいてこの絵を観ていたかった。これを見ていると体の内部が融解してくるような感覚になる。 隣にある「赤い太陽」も似たような色彩と画材なのだが、こちらは物と物の間がクリアに描かれていて、この絵とは異なる意思や構成を感じる。 40分ほどいて移動した。もう誰もいなかった。 シャガール以外にもフジタ、レンブラント、ルノワール、ピカソなど好きな作品がけっこうあったので存分に時間をかけて観た。ブールデルとマイヨールの健康な女性の裸像も魅力的だった。触ってみたかったが人がいたので躊躇した。 しかしこの美術館の特色はそのモダンアートの豊富さだろう。今回は「モーリスルイス~秘密の色層~」が特設展示されていた。でも私はモーリス ルイスの大柄な作品には魅力を感じなかったのでフランク ステラの方をゆっくり観た。
佐藤忠良 「緑」 インフォメーション右手 清水九兵衛 「朱甲面」 エントランス左手 美術館の外は湖に白鳥が泳ぎ、ひろびろとした自然の中に散策路が広がっていた。散策路の小道に足を向けて一人いやいや歩くようにゆっくり歩いた。園芸種ではない自然の花がたくさんあって、いつの間にか心が少しほどけていた。
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シャガール。いい作品をご覧になりましたね。なんとなくブルーな時にはピッタリかも。彼の波乱に満ちた人生。彼の作品が苦悩と救済を多様な色彩で詠っているからこそ引き込まれるのでしょうか。
私は、新旧聖書に題材を求める作品群が好きです。私自身は宗教とは無縁ですが、構図と色彩に「救い」もしくは「救いを求める」メッセージを感じるのです。 (2008年10月20日 00時24分19秒)
生花も美術館もと・・
ここの美術館良いですねぇ・・私も好きな作品がありそうです。 行ってみたいものです。エントランスも素敵な雰囲気です。 この前美術館に行きましたが、また行きたくなりました・・。 あ・・話は前のになりますが、私も田舎にいたころは「あけび」良く食べてたんですよ~~っ 懐かしかったです♪ (2008年10月20日 02時44分13秒)
おはようございます~~
近場にすてきな美術館があるんですね♪ 佐藤忠良氏の「緑」が飾られているなんて素敵ですね~~俳優座の女優さん「佐藤オリエさん」のお父様で、大昔、シンポジウムでお話を聞いたことがあります♪ (2008年10月20日 09時58分04秒)
いい気分転換ができましたか?
私は気分が沈んだりしたときは、訳もなくひたすら歩きます。 芸術に触れるというのも、よい方法なんでしょうねェ。 娘を連れて名画の鑑賞に行ってみたくなりました。 (2008年10月20日 12時34分02秒)
カマトポチさん
>実家が佐倉市だったので川村美術館とても懐かしいですね。 >美術館の外にある池や散策路も好きでした。 そうだったんですか。奇遇ですね。佐倉市は文化度が高くとても好きな街です。 そう聞くとカマトポチさんの写真や視点が幼少時代を過ごした佐倉の風物と無関係ではないような気がしてきます。 (2008年10月20日 13時35分36秒)
かずたま58さん
>シャガール。いい作品をご覧になりましたね。なんとなくブルーな時にはピッタリかも。彼の波乱に満ちた人生。彼の作品が苦悩と救済を多様な色彩で詠っているからこそ引き込まれるのでしょうか。 構図と色彩に「救い」もしくは「救いを求める」メッセージを感じるのです。 かずたまさん、大変恥ずかしい話ではあるのですが、私はシャガールの絵について知的理解をしたことがありません。ただ観た時に「好き」「惹かれるもの、感じるものがある」というだけでずーっと観てきました。 彼の絵に苦悩と救済があるなんて初めて言語を通して知りましたし、納得もしました。 やはり感覚的に感じることはけっこう的をえてるものですね。 (2008年10月20日 13時41分46秒)
ranaらなさん
>ここの美術館良いですねぇ・・私も好きな作品がありそうです。エントランスも素敵な雰囲気です。 ここはすごくすばらしいですよ。創立者が芸術作品と自然環境の調和を謳っているだけあって、美術だけでなく周辺の環境、付帯施設も抜群です。 ぜひお訪ねください。 >あ・・話は前のになりますが、私も田舎にいたころは「あけび」良く食べてたんですよ~~っ >懐かしかったです♪ 色も形も素敵だし、食べてもおいしいし、絵に描いても造形的にきまるし、いいことばかりですよね。 (2008年10月20日 13時45分21秒)
ゆきさん1122さん
こんにちは。 千葉県佐倉市にある川村美術館です。 東京ほど混まないし、環境も抜群です。いつかお暇なときにはぜひどうぞ。 ----- (2008年10月20日 13時47分08秒)
theysunさん
こんにちは > 近場にすてきな美術館があるんですね♪ 我が家から電車で30分くらいの佐倉市にあり、年に春・秋・冬の3シーズン位行っています。 > 佐藤忠良氏の「緑」が飾られているなんて素敵ですね~~俳優座の女優さん「佐藤オリエさん」のお父様で、大昔、シンポジウムでお話を聞いたことがあります♪ 佐藤忠良さんの作品、美術館に入る手前の緑陰に設置され、のびのびとした像でまずそれに魅入ってしまいますね。 (2008年10月20日 13時51分17秒)
9638carolさん
>私は気分が沈んだりしたときは、訳もなくひたすら歩きます。 私も通常は歩くことでセロトニンとエネルギーを回復させているのですが、歩くのもつらくなったような時には美術館にしています。 >芸術に触れるというのも、よい方法なんでしょうねェ。 自分が特に活動しなくても、作品からもらえるものがあるというのがありがたいです。 >娘を連れて名画の鑑賞に行ってみたくなりました。 家族と一緒にいくと一段と効くと思います。 (2008年10月20日 13時55分13秒)
シャガールを観に行ってきましたよ!
(2014年11月04日 20時59分16秒)
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