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山への情熱 音楽への愛

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2011年03月08日
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カテゴリ:美術

カマトポチさんのブログで、仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護 展 を知った。よくよく見れば期日が3月6日までだったので、もう期日がないと意を決して上野の東京国立博物館 平成館まで出かけた。たくさんの人が既に訪れていたが、じっくり鑑賞できた。

展示は大変すばらしかった。久しぶりに背筋がしーんとなり心が震えるような感動を覚えた。インド、パキスタン、アフガニスタン、中国、カンボジアなど仏教伝来の道に沿って、そこに残された仏像や壁画など約100点とともに、平山画伯の集大成といえる「大唐西域壁画」の全場面が展示されていた。音声ガイドを聴きながらゆっくりまわった。

このガイドはナレーションが山根基世さん、音楽は喜多郎でこれ自体もすばらしかった。第一部の 文化財の保護と継承~仏教伝来の道 がすごく心に迫り、一生懸命観た。

3.8仏陀立象.jpg  3.8カーシャパ兄弟の仏礼拝.jpg 

   仏陀立像               仏伝図 カーシャパ兄弟の仏礼拝

3.8持香炉菩薩像.jpg 3.8ナーが上の仏陀.jpg 3.8アンコールワットのつき.jpg

 壁画 持香炉菩薩跪像         ナーガ上の仏陀坐像    「アンコールワットの月」
特に見入ったのは仏陀立像に代表されるインド・パキスタンのガンダーラ美術である。以前鎌倉の寺で「釈迦苦行像」を見て心奪われたがそれと同じかそれ以上の作品がいくつもあった。深い精神性に満ちていて惹きつけら、像の前に立ち尽くした。

平山画伯の「大唐西域壁画」は全長37mに及ぶ大画面に20年以上の歳月をかけて、中国・長安からインド・ナーランダに至る玄奘三蔵の求法の旅を描いた壮大なものである。そのために100回も現地に通って風景を見、スケッチをして下絵をつくり、大下絵に色付けして描き上げたもので、2000年に奈良・薬師寺に奉納されて以来、寺外では初めての公開という。画伯のその不屈の姿勢にまず驚嘆したし、絵の迫力にも驚いた。「西方浄土須弥山」は2年前に訪れたエベレスト街道の風景そのままである。エベレストやもアマダブラムもよくわかり、実物どおりに白く輝いている。

この展覧会は非常に強く私の心を捉えた。玄奘三蔵が苦しい旅を続け、平山画伯が描いた敦煌、高昌故城さらに楼蘭をこの目で見たい!!。次に訪ねる地が決まった。






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Last updated  2011年03月08日 20時03分57秒
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