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カテゴリ:美術
カマトポチさんのブログで、仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護 展 を知った。よくよく見れば期日が3月6日までだったので、もう期日がないと意を決して上野の東京国立博物館 平成館まで出かけた。たくさんの人が既に訪れていたが、じっくり鑑賞できた。 展示は大変すばらしかった。久しぶりに背筋がしーんとなり心が震えるような感動を覚えた。インド、パキスタン、アフガニスタン、中国、カンボジアなど仏教伝来の道に沿って、そこに残された仏像や壁画など約100点とともに、平山画伯の集大成といえる「大唐西域壁画」の全場面が展示されていた。音声ガイドを聴きながらゆっくりまわった。 このガイドはナレーションが山根基世さん、音楽は喜多郎でこれ自体もすばらしかった。第一部の 文化財の保護と継承~仏教伝来の道 がすごく心に迫り、一生懸命観た。
仏陀立像 仏伝図 カーシャパ兄弟の仏礼拝
壁画 持香炉菩薩跪像 ナーガ上の仏陀坐像 「アンコールワットの月」 平山画伯の「大唐西域壁画」は全長37mに及ぶ大画面に20年以上の歳月をかけて、中国・長安からインド・ナーランダに至る玄奘三蔵の求法の旅を描いた壮大なものである。そのために100回も現地に通って風景を見、スケッチをして下絵をつくり、大下絵に色付けして描き上げたもので、2000年に奈良・薬師寺に奉納されて以来、寺外では初めての公開という。画伯のその不屈の姿勢にまず驚嘆したし、絵の迫力にも驚いた。「西方浄土須弥山」は2年前に訪れたエベレスト街道の風景そのままである。エベレストやもアマダブラムもよくわかり、実物どおりに白く輝いている。 この展覧会は非常に強く私の心を捉えた。玄奘三蔵が苦しい旅を続け、平山画伯が描いた敦煌、高昌故城さらに楼蘭をこの目で見たい!!。次に訪ねる地が決まった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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