昨日の続きです。実は、後で気づいたのだが、昨日、我々が、コンサートを聴き、カクテルパーティをやっている同じ時間帯に、ルーブル美術館の別のスペースで、G8関連の歓迎パーティが開催されていたようだ。
そう言えば、入り口付近には、物凄い数の警備の人達がいましたし、テラスから見下ろしたときにも、50メートルはあるレッドカーペットが道路から入り口(※かの有名なピラミッドです。)まで伸びていた。
ヨーロッパでは、社交の場として、さまざまな趣向を照らした場所を利用して、この種のパーティが開催される。私の数少ない経験においても、ビッグベン(国会議事堂)内、ナショナルギャラリー内のパーティに呼ばれたことがあるし、大英博物館内のパーティに出たことのある知人もいる。
さらに言えば、ウィンブルドンのテニスやレガッタやアスコット(競馬)といったイベントも、スポンサー企業がVIP顧客を招待し、その場でパーティを主催するのが普通だ。彼らはそういう場所で、親交を深め、情報交換をし、ビビットくれば、そこで何かが生まれることもある。出たことのない方にはわかりづらいとは思うし、偏見も含んでいるかもしれないが、日本式の異業種交流会や勉強会(という名の交遊会)のような野暮ったさはなくて、洗練されていてリラックスした雰囲気なのだ。
それで、何が言いたいのかであるが、やはり日本の首脳も、G8なんかで他国の首脳と、さらっと交流できる人であってほしいと思うのだ。オバマもキャメロンも抜群に頭が切れるし、いざとなれば核ボタンを押す覚悟を持った人達だが、こういう場ではフレンドリーだし茶目っ気もある。パーティで周りに人の輪が出来る人というのは、先ず、仕事が出来る人だと思って間違いない。結局、好きか嫌いか、こういう場で、信頼関係の基礎が出来るのだ。これは、ビジネスマンでも政治家でも同じだと思う。
まあ、そういう意味では、麻生さんくらいかな、外交の出来る人だったのは(漢字は読めなかったけど・・・)。まあ、菅さんには、そういう応用問題に進む前に、基礎問題を解いてもらわないと困るわけですが。
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