深夜ぶろぐ便

三重県多気郡明和町の松阪工業高校3年生・北山結子さんがアルバイト先から帰宅途中に行方不明。

結子さんのアルバイトは学習塾の採点で、結子さんの弟もこの塾に通っていた。いつもなら母親が軽トラックで弟を塾に送ってきた際に結子さんの自転車を持ちかえり、塾が終わる頃、迎えに来た車で3人は帰宅していたのだが、この日は軽トラックはガソリンが不足しており普通乗用車しか出せなかった。この日に限って母親と弟が自動車で、結子さんが自転車でと別々に帰宅することになったのである。

　この日、結子さんは中学時代の友人・A子さんと自宅で一緒に勉強する予定だった。そのためA子さんを迎えに行くため、塾から少し離れた道で母親の車と別れた。
　午後8時過ぎ、結子さんは公衆電話からA子さんに「あと10分ほどで着く」と連絡している。この直後から結子さんの行方はわからなくなった。
　午後11時頃、A子さんから自宅に電話がかかる。「約束の時間をとうに過ぎているが、結子さんが来ない」というもので、家族はA子さんを交えて捜索を行なったが見つからず、翌午前2時頃になって警察に通報した。家族や友人たちはその日から結子さんのポケットベルを何度も鳴らしたが、応答はなかった。

　16日、高校の友人であるB子さんが自宅の電話番号を送ったところ、電話がかかってきた。B子さんは結子さんからだと思って電話をとると無言電話だった。何度か無言電話がかかってきたあと、初めて電話の相手が話しかけてきた。男性の声で、B子さんが結子さんの居場所を尋ねると、「知らない」と話し、「ポケットベルは拾った」とも答えた。さらに次の電話では「結子さんを駅まで送った」、「結子さんにお金を貸したので、引き換えにポケットベルを預かった」と言った。

「おまえと会いたい」
　電話で男にこう告げられた友人は20日、指定されたショッピングセンターに結子さんの母親と訪れた。しかし男は現れなかった。
　25日、「ベルを返すから取りに来い」と言われ、B子さんが指定された一志郡三雲町のバス停に行くと、結子さんのグレーのポケットベルが置いてあった。
　27日、「ベルは受け取ったか」という連絡があった。この電話に逆探知をしかけていた警察は男の身元を割り出すことに成功した。男はT（無職　当時46歳）と言って、連続婦女暴行致傷や強盗など十数件で逮捕され、出所してきたばかりという経歴の持ち主だった。その犯行手口は自転車に乗っている女性に体当たりして転倒させ、乱暴したうえで金品を奪うというものだったので、結子さんもTの仕業と見られた。実際、B子さん宅にかかってきた声と声紋が重なったばかりか、Tのワゴン車からB子さんのポケベル番号が書かれた漢和辞典が発見され、結子さんのものと見られるハンカチも所持していたのである。
　だが取り調べを受けたTは事件の関わりを否定するばかりで、ほとんど何も語らなかった。Tはたまたま結子さんのポケットベルを拾い、女子高生に近づきたいためにB子さんに電話をかけつづけた、というのがTの話である。Tには事件当日のアリバイはなかったが、犯行に関わったという裏付けがとれなかった。その後、Tは証拠不充分で釈放されることになった。

http://yabusaka.moo.jp/mik97.htm

http://www.police.pref.mie.jp/onegai/search/01_yuiko.html


どう考えてもあやしい、その男を釈放するのはおかしい。
もう時間がかなりたっている。