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カテゴリ:奄美の自然
1月16日のイベントで上映予定の地球交響曲第5番石垣昭子編には、 世界自然遺産登録を目指すと一応?うたっている奄美大島にとって とても示唆的な出来事が映されています。 石垣昭子さんの工房、”紅露(くーる)工房”からほど近いところに、 月が浜(トゥドゥマリ浜)と呼ばれる美しい砂浜があり、 そこは昔からかみさまが降りる聖なる場所として、 島の人たちに大切にされてきました。 ところがその美しい浜のすぐ目の前に、都会の人たちの癒しの場所としたいと、 大手不動産会社が、”ニライカナイ(沖縄の言葉で、海の向こうにある神様の住む理想郷)” という名前がつくリゾートホテルを建設するのです。 この映画が撮影されたのは、2003年。 映画の中には、月が浜のすぐそばで、 工事が進む様子が淡々と静かに映し出されています。 石垣昭子さんや旦那様の金星さん達の反対運動もむなしく、 2004年、全141室4階建てのそのホテルはオープンしました。 それから、5年後の2009年、ホテル建設の影響なのか?、 月が浜に、生えていたモクマオウの根はこの通り。 砂が侵食されて、根っこの部分がむき出しになっています。 写真からも分かるように、ホテルは浜のすぐそばに建っているのです。 建設前に、毎年産卵に来ていたというウミガメは、 建設後,姿を見せなくなったそうです。 都会の人たちに癒しを提供するはずのホテルは、 結果として、”かみさまの降りる場所”の生態系を壊してしまいました。 奄美はこれからどこへ向かえばいいのか?考えるきっかけが、 この映画の中に含まれているような気がします。 地球交響曲第5番石垣昭子編上映会&トーク&八重山・奄美島唄ライブ 1月16日(土) 19:00スタート 於:ばしゃ山村レストラン「AMAネシア」 ぜひ、ご覧になっていただければ幸いです。 詳しくは、こちらから。 http://plaza.rakuten.co.jp/loveamami/diary/200912230000/ お待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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