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カテゴリ:好き好き!本・雑誌
このネタ貯め込んでしっまって、、、
しかも今年3か月終わろうとしてるのに 札数超少ない・・・ 窯変 源氏物語3 (花宴・葵・賢木) 橋本治 あらすじ 源典侍という、宮中に仕える老女との火遊び・・・から 朧月夜との出会い、禁断の逢瀬、 正妻葵上と年上の恋人六条の御息所との決定的争いに 出産後あっさりと亡くなってしまった葵上、 そしていよいよ紫の上と関係をもち、 永遠の思い人藤壺の出家。 源氏19歳頃から25歳頃までの帖。 とにかく、源氏の長い話の中でも、 かなり動きのある、有名なエピソードが続く3冊目。 源氏自身も、超右肩上がりの出世街道、 女性関係あっちもこっちも、、、って感じで 怖いもの知らず、ブイブイ言わせてます そのうえ、長く打ち解けることができなかった正妻葵上が懐妊、 男児出産、やっとわだかまりがとれて心が通った・・・ いよいよもって順風満帆か、と思った矢先、 あっという間に六条の御息所の生霊に息の根を止められる・・・ 源典侍は父桐壺の結い上げなど担当する、超ベテラン女官で つまり相当なおばーちゃんなのですが あくなき探求心で?源氏がちょっとちょっかいだしちゃって、 そしたら何かと競ってくる頭中将も、、、と ちょっと笑える帖から、 正妻を生霊に殺されちゃうホラーな帖、 政敵右大臣の娘で母を殺したも同然の弘徽殿の女御の妹である 朧月夜との、禁断の密会、と 盛りだくさんです。 でも、一番大きな出来事は、 とうとう紫の上と契ったこと、 そしてそんな紫の上の向こうに面影を見ていた、 恋して執着して止まない藤壺(この時は中宮という高い位)の 突然の出家。 このあたりですかね。 この二人の前には、ほかの女性はどんなに関係が深くても かなわないというか。 終盤、紫の上は自分の向こうに源氏が誰かを追い求めている、 というのをわかってしまうんだけど それはずっとずっと先の話。 突然契られて怒り心頭の紫の上はなかなか心を許さない。 まあね、うんと年上の源氏にひきとられ、 兄とも父ともつかないまま、それなりに信頼していたのを 相当むりやり、、、なわけだからね。 いくらそういうことが起こりうる時代だった、、、とはいえ、 こんな下心があったのか、と思えば不信感満載だろうし。 しかも、それとは別に 宮中で朧月夜に出会い、禁忌の女性とわかりつつ契ったりしてる。 その後右大臣邸で藤の宴が開かれ、政敵右大臣邸で朧月夜を探し当てる。 春宮に嫁ぐ予定の右大臣家六の姫、どこをどうとっても禁忌の姫。 父桐壺院が崩御して、時代は明らかに右大臣家に傾いてるのに そこを分かっていて朧月夜と深い仲になり、 よりによって父親右大臣に見つかるという、、、 そこでこの巻は終わりです。 見つかったところで終わるので、 その後の展開は次の巻なのです。 とにかく、どの翻訳本よりも 源氏はワンマンで傲慢で強引で、、、、 めちゃヤなやつ、ってイメージなのですが この巻はそれ以上に激動だったので 多少、気の毒にもなったりしてさ。 まあ、長い話なので、まだまだ続きますが。 窯変源氏物語 3 【中古】 窯変 源氏物語(3) 花宴・葵・賢木 中公文庫/橋本治(著者) 【中古】afb 【中古】 窯変 源氏物語(3) /橋本治【著】 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.21 22:42:16
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