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テーマ:今日の出来事(289391)
カテゴリ:ひとりごと
アメリカのオバマ大統領が、2009年のノーベル平和賞を受賞したそうだ。 おめでとうございます! と言いたいところだけれど、私ってちょっとへそ曲がりなんで どうしても単純に祝えない。 確かに、1月に大統領に就任してから今まで世界中にあった 「テンション」 はなんとなく緩和されたような気がする。 それは前任のブッシュの政策があまりにもひどかったためで、 そういう事が世界各地で 「イライラ」 や 「テロの恐怖」 を広げていったんだと思う。 だからオバマ氏が大統領になって、世の中に平和の期待をもたらした事は 確かだけれど、ノーベル平和賞受賞だなんてちょっと早すぎるような気がする。 オバマ大統領の記者会見をちょっと見たのだが、本人も少し戸惑っているようだ。 私にとってノーベル賞ってかなり価値のあるものである。 ここにノーベル平和賞のリストを1960年代からアップしてみる。 ![]() 1960年 アルバート・ルツーリ(南アフリカ) 1961年 ダグ・ハマーショルド(国連事務総長、死後受賞) 1962年 ライナス・ポーリング(アメリカ) 1963年 赤十字国際委員会、国際赤十字赤新月社連盟 1964年 キング牧師(アメリカ) 1965年 国際連合児童基金 1966年 なし 1967年 なし 1968年 ルネ・カサン(フランス) 1969年 国際労働機関 ![]() 1970年 ノーマン・ボーローグ(アメリカ) 1971年 ヴィリー・ブラント(ドイツ) 1972年 なし 1973年 ヘンリー・キッシンジャー(アメリカ)、レ・ドゥクト(ベトナム、辞退[1]) 1974年 佐藤栄作(日本)、ショーン・マクブライド(アイルランド) 1975年 アンドレイ・サハロフ(ソビエト連邦) 1976年 ベティ・ウィリアムズ、マイレッド・コリガン=マグワイア(北アイルランド) 1977年 アムネスティ・インターナショナル 1978年 メナヘム・ベギン (イスラエル)、アンワル・サダト (エジプト) 1979年 マザー・テレサ(インド) ![]() 1980年 アドルフォ・エスキベル(アルゼンチン) 1981年 国際連合難民高等弁務官事務所 1982年 アルバ・ミュルダール (スウェーデン)、アルフォンソ・ロブレス(メキシコ) 1983年 レフ・ワレサ(ポーランド) 1984年 デズモンド・ムピロ・ツツ (南アフリカ) 1985年 核戦争防止国際医師会議 1986年 エリー・ウィーゼル(アメリカ) 1987年 オスカル・アリアス(コスタリカ) 1988年 国連平和維持軍 1989年 ダライ・ラマ14世(チベット亡命政府) ![]() 1990年 ミハイル・ゴルバチョフ(ソビエト連邦) 1991年 アウンサンスーチー(ミャンマー) 1992年 リゴベルタ・メンチュウ(グアテマラ) 1993年 ネルソン・マンデラ、フレデリック・デクラーク(南アフリカ) 1994年 ヤセル・アラファト(パレスチナ)、シモン・ペレス (イスラエル)、イツハク・ラビン(イスラエル) 1995年 パグウォッシュ会議、 ジョセフ・ロートブラット(イギリス) 1996年 カルロス・ベロ、ジョゼ・ラモス=ホルタ(東ティモール) 1997年 地雷禁止国際キャンペーン 、ジョディ・ウィリアムズ(アメリカ) 1998年 ジョン・ヒューム、デヴィッド・トリンブル(北アイルランド) 1999年 国境なき医師団 ![]() 2000年 金大中(韓国) 2001年 国際連合、コフィー・アナン(国連事務総長) 2002年 ジミー・カーター(アメリカ) 2003年 シーリーン・エバーディー(イラン) 2004年 ワンガリ・マータイ (ケニア) 2005年 国際原子力機関 、ムハンマド・エルバラダイ(エジプト) 2006年 グラミン銀行、ムハマド・ユヌス(バングラデシュ) 2007年 気候変動に関する政府間パネル、アル・ゴア(アメリカ) 2008年 マルティ・アハティサーリ(フィンランド) 2009年 バラク・オバマ(アメリカ) 以上ウィキペディアより 堂々たる顔ぶれ。 私が子供の頃、理解できなかったことや人物も、今こうして見直してみると 「なるほどねぇ・・・・ やっぱりねぇ・・・・ さすがだねぇ・・・・」 と素直に思えるのである。 特に1970年代のアムネスティ・インターナショナル、マザー・テレサ 1990年代のゴルバチョフ、マンデラ、国境無き医師団なんかが 個人的にはノーベル平和賞の 「鏡」 なんじゃないかなと思ったりしている。 ところが、2000年代に入ってからどうも納得がいかなくなってきた。 ジミー・カーター、アル・ゴアあたりなんか、 マジ? なんで? と心の中で叫んでしまったくらいだ。 ノーベル平和賞って毎年誰か選ばなくてはいけないのだろうか? リストを見ると受賞者がいない年もある。 その年に、ふさわしい人物がいなかったら、「受賞者なし」 でもいいんじゃないか? 解説を読むと、 「ノーベル平和賞というのは、功績によってだけではなく、 目標達成に勢いを与えるために贈られることもある。」 そうだ。 ここではっきり書いておきたいのは、 私は個人的にオバマ大統領に期待しているし、人物的にもかなり好きである。 しかし、 就任して9ヶ月の大統領に、「もう」 ノーベル平和賞だなんて、 なんかなぁ・・・・・ とどうしても飲み込む事のできない1件なのである。 とブツブツ書きましたが、オバマ大統領、おめでとうございます。 これからの活躍に期待してます。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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