ネトゲ時代の話(人の本質を見抜くボス)
チームにはボスがいた
私はレギュラーメンバーでは紅一点
イベントの時には3人くらい女の子が居た
私はボスの秘書役をやっていた
真面目で謙虚な私は相手メンバー(敵)にも信頼されていた
対戦相手が決まる
私たちの顔ぶれを見て負けを認める相手
秘書の私に連絡してくる
自分たちのアカウント全部渡すので勝手にやって下さいと
パスワードとか貴女だけでと
何故か聞くと貴女は人に興味を持たない
機械みたいだから信用できると
私は預かって返す時に必ず言う
終わりました
私しか知らないけど私は知ってるのでパスワード変更推奨します。では。
大抵相手は言う
変えねーよ
あんたが今後人の事覗きにくるわけ無い
結構みんな分かってる
ボスは聞く
情報仕入れたいからあいつらのパス教えてと
教えるわけ無いもう消したと答える私
実際に即消してる
他人のプライバシーだ
文句を言うボス
真面目すぎて使えねーな
私は言う
コソコソするボスの方が普通にキモいと
信用してくれたのに教えるわけがないと
ボスは言う
お前ってさー真面目ぶってるけど
たぶん生まれが違うと犯罪者だよな
と
お前が悪くないのは金があるからだと
全て金に守られてると
悪人世に憚るだなと
私はそんなつもり無かったけど
そうだったら嫌だったな
プライドがあるから犯罪するくらいなら
死にますけど?と言うと
わかんねー
と言ってました
私もわからない