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| Lucia Popp
カテゴリ:ポピュラー音楽など
村下孝蔵のうたも好きである。
声、詩、曲。 いずれもが素晴らしい。 ライコスの時期に既に書いたが、「うた」を作ってくれた、私よりも少し上の世代の、このかたの早世は惜しい。なお、先の日記の末尾で触れた、昨夏のテレビ東京の番組『そして音楽が始まる』は、過度の感傷に流れることのない構成で、とても好感がもてた(それから、上記日記では逝去から「はやくも3年」と書いたが、これは誤りであり、正しくは「4年」でありました。ここに訂正致します)。 さて、『林檎と檸檬』。当方のこのページにメモを下さったかたの、最近の日記で拝見して知ったものである。私が既に持っている別のCDに収められた曲もあったが、三日前の帰宅途上、CDショップで見つけ、迷わずに買った。 まず、ジャケット(CDでも、こう呼んでいいのかどうか知らないが)。『初恋~浅き夢みし』などの絵も作られた村上保さんの切り絵が、なんとも懐かしく、優しい(村上さんの絵は、私の中では、20年ほど前に『初恋』を買ったときから、村下孝蔵のうたと一体をなしている)。 収められた16の曲それぞれについて記すわけにもゆかない。それに、個々のうたのことを書いても、村下孝蔵という詩人の作品のことを、私が勝手に脚色して伝えてしまうことにもなりかねない。だから、この『林檎と檸檬』を聴きながら、ぼんやりと思ったことなどを。 どのうたでも、語られる言葉は、ごく自然だ。 口に出して言うのは、少々気恥ずかしいほどの、素直さ。 そうしたうたを、いくぶんかの照れを見せながら歌ってくれている。 その歌い方には、作ったような部分も、それから、妙な気負いもない。 村下孝蔵というかたの御人柄が、そのまま現れているのだろう。 いくつになっても少年のままの心を持ったスポーツマン。 このかたが、既にこの世にいない。 ほんとうに、惜しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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