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| 太田裕美ちゃん
| Lucia Popp
カテゴリ:クラシック音楽
“Love Songs”(作品8)[全8曲]等、全33曲を収めたCD.
僕は、フィンクを、その苗字から、ドイツ人だと思っていたし、この歌手が、モンテヴェルディや、スカルラッティ、モーツァルトの作品を録音していることも知っていたので、この歌曲集を見つけたときに、“何故、このかたがドヴォルザークを?”と感じたのであった。しかし、これは、見当違いであった。 ライナーノーツによれば、フィンクは、アルゼンチン生まれで、スロヴェニア系とのこと。 フィンクの“Love Songs”は、マグダレーナ・コジェナーの歌(CDの日本題名『あこがれ』)に比べると、やや重い感じがする。 同じメッツォでも、お二人の高音に差があるからだ。 スラヴの音楽だから、フィンクの歌のほうが、いわば正統なのかも知れないが、僕は、コジェナーの豊かで、澄き透った声で歌われるほうが、好みだ(そう、「好み」の問題にすぎないのだが)。 “Dobru nuc”は、やはり、名曲だ。 ところで、この佳品を含む4曲、“Im Volkston”は、どの順序で演奏(歌唱)されるのが、正しいのだろう。4曲をまとめて収めたディスクとしては、今回のフィンク盤で、3つめの音源になるのだが、比べてみると、演奏順序に二種類があるのだ。 ポップさんの『東欧歌曲集』(『スラヴ歌曲集』)では、 1/“Die Maeherin”,2/“Klage”,3/“Besitz und Verlust”,4/“Gute Nacht” の順。 同じくポップさんのリーダーアーベント盤では、 1/“Gute Nacht”,2/“Die Maeherin”,3/“Klage”,4/“Besitz und Verlust”。 そして、フィンク盤では、上記リーダーアーベント盤と同じ順序。 一定のきまり(習慣)があるのだろうか。 うむ、調べてみなくては。 それから、ライナーノーツの記述で、初めて知ったこと。 ヨセフ・スークは、“great-great-grandson of Dvorak”なのだそうだ(日本語だと、玄孫、か)。 《追記》 すこし、調べてわかったこと。 フィンクが共演したことがある、とライナーノーツに書かれているのは、ヨセフ・スーク“Junior”で、ヨセフ・スーク“Senior”の孫とのこと。そして、“Senior”が、ドヴォルザークの孫、ということらしい。 ただし、ネット上には、異なった記述もあり、ヨセフ・スーク“Junior”は、ドヴォルザークの(玄孫ではなくて)曾孫、と書かれたページもある。もう少し、調べなくてはならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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以下は、nshさんから頂いた御説明です:
グルベローヴァさんのも「リーダーアーベント盤と同じ順序」です.グローブの辞典では,いや,失礼,三省堂の辞典 (笑) でも「リーダーアーベント盤と同じ順序」です. Acanta 版スラヴ歌曲集の国内盤はクラウンからリリースされていましたが,ライナーは佐川吉男氏.曰く「本来第一曲であるが,ここ (Acanta 版スラヴ歌曲集) では演奏効果を考えて最後に回された「おやすみ」」と明記してありました. ◇以上、某所から無許可で転載(LuciaPoppファン)◇ (2006年08月08日 20時21分45秒) |
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