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諫早湾干拓に関わる佐賀地裁判決に対し、国が控訴した。

判決が命じた開門調査についての、農水省の見解「農漁業への悪影響が大きい」には、呆れるほかない。

国が行った、堤防の建設と閉門の強行とが、最大の悪影響。

それにも関わらず、つくりあげた既成事実があたかも善であるかのように、論理をすりかえてしまっている。

土建業界、業者にカネを回す目的しかない、“公共”事業。徳山ダムと同じ構図だ。

官と政との癒着に基づく、こうした欺瞞を絶えさせることは、この国では、不可能なのかも知れぬ。