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2024年09月22日
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カテゴリ:読んだ本のこと

日高敏隆さんの本を読み終えた。『春の数えかた』、『人間はどこまで動物か』、『ネコはどうしてわがままか』、『セミたちと温暖化』。いずれも新潮文庫。四冊とも、『波』や『ゆたか』、『ヴァンテーヌ』に掲載された文章をまとめた単行本が元で、それら単行本の刊行は、2001年から2007年。

 

話題は、昆虫、植物、動物、人間社会、と多岐に亘る。月刊誌の読者を退屈させないように腐心されたのであろう。

 

以下は、自分のためのメモ(いつものことだが)。

・生態系には「予定された調和はなく、絶えざる競争があるにすぎない」[『春の数えかた』「幻想の標語」]。

・生物多様性は「生きものたちの果てしない競争とせめぎあいの結果としてできあがったもの」[『春の数えかた』「おいわあねっか屋久島」]。

・洞窟昆虫は洞窟で進化したのではない[『春の数えかた』「洞窟昆虫はどこから来たか」]。

・フィンランドは二つの公用語をもつ。フィン語(ウラル語族)とスウェーデン語(ゲルマン語族)。大学での講義・実習はすべて二つの言語で行われ、「先生も二通りいる」。「実習室も二通りある」[『人間はどこまで動物か』「紅葉と言語と」]。

・タガメのメスによる「子殺し」。昆虫で見つかった世界で最初の例[『ネコはどうしてわがままか』「タガメの空中産卵」]。

・「里山」はけっして「自然」ではない[『セミたちと温暖化』「里山物語」]。

・日本の高山のチョウノスケソウは、氷河が北へ後退していくときに、置き去りにされた[『セミたちと温暖化』「北国の花たち」]。

 






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最終更新日  2024年09月22日 18時20分24秒
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