|
カテゴリ:映画
さて、「ローマの人々」でローマでの思い出にどっぷり浸っていた私はこのまま映画祭を後にするのが辛くなってしまいました。 そこでひとまず外に出て、銀座をぶらぶらしながら、午後に上映される「私のことを覚えていて」を見ようかどうしようか悩んでいました。この映画はローマでも観ていますしDVDも持っているから当初は映画祭で観る予定ではなかったものです。 でも一方で日本語字幕付きでも見てみたいと思ってもいました。 というのも登場人物が機関銃のようにものすごい勢いで喋り捲るので、なかなか耳がついていかないのです。 それでもイタリア語字幕つきで観ればなんとかなるし、どうしよう・・・ といじいじ悩んでいましたが、ふと数日前に映画好きのある友人にこの映画を観るよう薦めたことを思い出しました。 そこでさっそく彼女にメールを入れてみると、彼女も観たいと思っていたらしくすぐに銀座に向かうとのこと。そんなわけで嬉しいことに映画祭最後の映画は友人と観られることになりました。 この映画は、役者揃いのうえとっつきやすいストーリーなので、誰にでも楽しめる映画だと思います。叫びまくったり怒鳴りまくったりと、かなり騒々しい映画ではありますが。 案の定友人も気に入ってくれました。誘った手前退屈だと思われたら残念だと思っていたので私も彼女が気に入ってくれてほっとしました。 さて、この映画のエンディングに流れる曲はエリザの「Almeno tu nell'universo」。もとはミア・マルティーニの曲です。 ミアは愛する人への一途な思いを心の奥から搾り出すような声で歌っています。一方エリザはまったりゆったり。そのまったりゆったりさが、映画を観ている間聞き続けた叫び声、怒鳴り声に疲れ果ててしまった耳を癒してくれるようで心地がよいのです。 出演者の一人Silvio Muccinoはこの映画の監督の弟ですが、この映画以降売れっ子になりましたね。去年はイタリアで彼主演の「Che ne sara' di noi」(日本未公開)という映画も話題になりました。 映画はいまいちでしたが、これも曲がよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年05月05日 02時16分43秒
[映画] カテゴリの最新記事
|