ホテルニューオータニに泊まったよ【後編】
ホテルニューオータニ。ロビー・フロントは地上6階にありまして、通りすがりに「ちょいと冷やかしに…」て立ち寄る気軽な雰囲気はまず無いですね。ここに、名門の【金の持ってない輩は来るな】的なタカビー感がありますな。人も少なく、すっきりして静かでした。このロビー階にレストランやテナントショップ、色々入っていますが、ダークな照明で重厚な感じです。巨大なホテルです。なんだか外国の高級ホテルを歩いているみたいでした。滅多に泊まれないホテルなんで、私たちは一通りホテル内をウロウロした後、ホテル内のテナントで豪く高いケーキを買い込み、夕食の時間まで部屋でまったりしてました。ケーキは雑誌にもよく載る有名パティシェのケーキらしいですが、はっきりいって不味かったです。甘さ控えめ、どころか甘くなさすぎて、まったく味も風味もナシ。高けりゃイイってもんじゃないですね。ニューオータニ美術館、てのもあって、宿泊客は無料で見れます。通常は¥500です。とても小さい、美術館ていうか展示スペースです。是非無料で見ましょうね。夕食は、夜の赤坂を感じてみたく、あえて外で取りました…。というのは見栄で、本当はホテル内のレストランじゃ¥が高すぎて、貧乏人のワシらにはとてもとても…。だって、コース料理じゃなくて、単品の鴨ソテーで¥15,000ていう世界なのよ!ハンバーガーが¥3,500なのよ!なので、外の洋食屋さんでリーズナブルなコースを頼みました。ぐすん…夕食を終えて、部屋に戻ってお風呂に。スタンダートのお部屋でも、浴衣とバスローブが出ます。嬉しい~。浴衣一枚だと寒いけれど、バスローブがあったので助かりました。アメニティーグッズは、特筆すべき点は無いですね。あまりサービス良くありません。松竹梅で評価すると、梅です。でも、バスローブが出るので、それが何より一番ですね。シャンプーとリンスがカネボウのSALAなのが良かったかな。バスタブは大きくて使いやすかったです。そして、就寝。朝は、トップ・オブ・ザ・タワーという所で朝食ビュッフェ。その名の通り、タワー館の最上階、40階です。大きな窓から朝の光が差し込む、爽やかなレストランです。コックさんが、オムレツを注文に応じて焼いてくれます。フワトロのオムレツ美味しかったです。パンの種類が豊富でした。御飯党には、エビピラフ。おかず系は、ちょっと寂しいく種類少ないかな…。ベーコンとかそんなもん。でもオレンジジュースが、粗搾りで美味しいです。朝食を済ませ、一夜のニューオータニ・ライフも終わってしまいました。少ない荷物をまとめチェックアウトをし、オータニのタワーを背に、私たちはまた普通の一市民へと戻りました。なんだか寂しい気分にです。シンデレラがパーティの後、また元の貧乏な召使に戻るみたいな?ホテルニューオータニ、総じては辛口になってしまったかな?とにかく、何もかもが高いんです。同じ値段か、それよりも安くて、もっと良い施設とサービスのホテルを他に知っているので、今回オータニに泊まってみて、あれっ?と思ってしまったのです。オータニの値段の高さは、【格式】と【気品】なのでしょうね。確かに、それはありました。あの、ロビー階と日本庭園だけでも、見る価値はありますからね。私のホテルステイのNo.1ではないけれど、泊まってみて良かったと思います。