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20年前、メートル・セルヴィス杯に出場 関西人の威信を背負ってのファイナルに進んだのですが結果は4位。 3位までならトロフィーも貰えたのですし、副賞も全然違う 少しばかり悔しい思いもしながら家へ帰りました 嫁と長女と次女とそれから私。あぁ、ここでも4位か、、、 コンクールに出場する者、上位で残る者。 確かに高いテクニックとスキルを持った人たちばかりです。 しかし、我々はデクパージュマニアではありません 日常のレストランにおいては多くのお客様に奉仕し、多くのお客様に支持されている者たちです たくさんのお客様に愛されることに喜びを感じ、生きがいとしているものだけが高いスキルを身に着けられると言っても過言では無いでしょう 京都ということもあって一期一会なる言葉をよく耳にします そもそも千利休の弟子の方が 「茶事の席においては一生に一度の機会と臨むこと」 との心構えをあらわしたものでもあり、ホテル・レストランといったホスピタリティ産業においては様々に学ばれることもあります 一生に一度の機会との気概をもってお客様をお迎えする 一生に一度だからこそ準備にも熱心にならざるをえません テーブルを拭く。椅子を整える。庭の落ち葉を掃く。庭で一番綺麗な花を摘み生ける。玄関に打ち水をする。シルバーを整える。グラスを磨く、、、 おもてなしの8割、9割はミ・ザン・プラス、つまりお客様がお越しになられるまでの下準備にあると言っても過言ではありません もちろん、シェフも料理の準備に余念がありません そうして初めてお客様をお迎えする。初めて会う方でも古くからの友人のように 初めて会う方でもリピーターのように接します 初めて会う人もVIPです。皆さまいつかVIPになりリピーターになると信じて接客するからです 充分にお料理とお酒をお楽しみいただいて、お客様をお見送りします お客様は心に残ることがあるのでしょう。その一席が成功したのであれば必ず振り向かれられます これが茶道において一期一会によって求められる「残心」という心の揺さぶりです 一期一会はプロセスであってゴールでは無いのですね 「一生に一回なんて言わないで、また来させてよ」 こうやってリピーターの顧客が生まれます 今回は「リピーターを生むレシピ」でした
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Last updated
Apr 22, 2024 11:39:39 AM
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