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カテゴリ:旅の記録
正面に、大きく倉橋島がみえてきました。 時刻は、9時16分です。 倉橋島の音戸(おんど)町と、画面右側に写る、緑濃い、呉市の休山(やすみやま)半島との間を通る800メートルほどの狭い水路が、有名な「音戸の瀬戸」です。 もっとも狭い場所で、幅が70メートルしかありません。 その入口も、すでに見えていますが、船からは、どこに水路があるのか、まったくわかりません。 それどころか、倉橋島が壁のように行く手をさえぎっています。 いったいどこに音戸の瀬戸はあるのでしょうか。 もっと船を近づけてみましょう。 しばらくすると、呉海上保安部の灯台見回り船、LS201「あきひかり」とすれ違いました。 呉湾周辺に浮かぶ灯浮標(船舶に岩礁、浅瀬などの障害物を知らせ、また航路を示すために海上に浮かべた灯火を発する航路標識)をまわって、整備点検にあたっています。 室町・戦国時代、海賊衆によって守られていた瀬戸内海西部の安全は、いまは、呉海上保安部の所属する第六管区海上保安本部によって守られています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 23, 2005 12:50:59 PM
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