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テーマ:小学生の勉強(1303)
カテゴリ:どんぐり倶楽部
忙しい上に風邪までひいてしまい、あっぷあっぷな週末でしたが、
残酷なことに酪農家に休みはありません 親牛は旦那が何とかしてくれるけれども、子牛たちはみんなお腹をすかせてメーメー大合唱。 熱があろうが用事があろうがお構いなしにメーメー鳴く。 ついでに言うと、我が旦那様も一人で搾乳するのは嫌なので、お休みを許してはくれません。って言うか、私が具合が悪い、と休もうもんなら、翌日か翌々日には「俺も風邪がうつった~~」とか言いはじめるヒトです。そういえば、私の妊娠中、見事につわりにつきあってくれたなあ。 で、熱がありそうなときはどうするかというと、こっそり頭痛薬を飲んでしのぐ。 (実際熱があるかどうかはコワイので図りませんTT) 過酷だなあ。 近所にも似たような立場のオクサマがいるので、いつも旦那の愚痴を言い合って笑い飛ばしてますが・・・ そういえば、二人目のどんぐりCDお買い上げは、この愚痴仲間、Tちゃん。 うちと同じく新規就農で、酪農家。 すでに一番上の子は中学生ですが、2番目の子があやしくて悩んでた、とのこと。ちなみに3年生。 3番目がうちの二女と同級で、同じ保育園に通う保育園仲間でもあります。 このTちゃん、とても私と近い考え方をするママさんで、あるいみ天然どんぐり?と思わせる子育てをしてきているのでたぶんすぐに回復するだろうな~~と、にらんでます。 幸い、風邪は昨日、昼間にぐっすり寝れたので峠を越したようで、今日は快調♪ 今日はず~~~~~っと書きたくても書けなかった、長女のどんぐり話。 ハナシは3月の初めにまで遡ります。 ある日、とある出来事があって、どど~~~んと落ち込みました。 このままでは、長女は一生考えられない頭から抜けられないんじゃないか、と思っちゃったんです。 あ、長女は現在4年生ですが、どんぐりをやってみよう!と私が決心した去年の6月まで、近所のK式教室に通ってました。年長の1月ごろから通ったので、2年半になります。 今思えば、一番大事な時に、一番マズイ方法をえらんでたことになります。 はじめた当初は、もちろん重症なのでものすごい抵抗にあいました。 試行錯誤の末に、最近ではようやくなんとか絵を描いて解けるようになってきた矢先の出来事。 これ以上どうしたらいいのか分からなくなり、最終手段に出ました。 糸山先生のメール相談。 以下、メールのやり取り。 いつもお世話になっております。 北海道のmamiko1421こと、○○と申します。 少し困ったことが起きたので相談させてください。 長女のことです。 小学3年、4月には10歳を迎えます。 年長の1月から公文へ通い、3年の5月まで通わせてしまいました。 6月から失敗を繰り返しながらも、どんぐり問題に取り組んでいます。 先日、学校の宿題に出たプリントを、1問だけ文章題を私が選んで絵を書きながら考えさせていた時のことです。 問題は、「1年間を365日とすると、30年で何日になりますか」というもの。 1年を絵に描けないというので私が春、夏、秋、冬の絵を書き、その後に続きの2年目を自分で絵にし、1年で365日と数字を書きこんだら、分かったようで、2年で365+365を筆算で計算し始めました。そこまではよかったのですが、そこからはひたすら365を足していくという、力技。 10年過ぎても掛け算は思い浮かばないようで、ついに30年分をすべて足し算で出しました。 しかも途中で間違えていたため、正解にもたどりつかず・・・ (それでも、なんとかスゴイがんばったね!と声をかけておしまいにしましたが、本人も公文時代を思い出したようで、アタマ悪くなった!と、イライラぎみでした) ある意味、どんぐり問題にもこのような計算をする問題が出ては来るので、掛け算の意味を理解するにはいい経験なのかとも思ったのですが、どうにもその計算をひたすらしていく姿を見ていてなんだかオーラというか、娘の雰囲気に、公文時代を彷彿させるものがあり・・・ この回路を使わせることが良かったのか、またこれからどんぐりを続けていくにあたって、同じ現象が出る可能性があるのではないか、それでも意味のない計算をするのとは違う意味があるのか、以来うつうつと考えてしまってます。 答えは出てきそうにありません。 先生はどのようにお考えでしょうか? また、びちびちの公文脳であった長女の、リセットの仕方や私の対応の仕方になにか問題があるでしょうか? いままでなんとか、あちこちを読み回りながらがんばってきましたが、やはり不安は長女の公文での影響がどれほどひどいものか、はたして回復はどこまで可能なのか、そこに尽きるようです。 どうか、お力をお貸しいただければと思います。 回答: 「どんぐり倶楽部」の糸山です。 > >1年を絵に描けないというので私が春、夏、秋、冬の絵を書き、~ ●この時点でスタートラインに立っていませんよ。(工夫して)描けない子供はいま せん。何ヶ月かけてもいいんですよ。まず、ここを考え抜いてください。 ※ヒントはナシです...という注意書きは思考力養成に不可欠な注意だから書いてる んですよ。 ●恐らく、生活全般(特に学習では)この基本がズレているのだと思います。する と、空回りします。 ※この基本→思考回路を作る機会を(「描くけない、分からない」子は絶対にいない のに、「描くけない、分からない」という(気分で言っているだけの)言葉に誤魔化 されて)親が奪ってしまっていること。 ズバリ、だと思われます。 どうしてもそこが乗り越えられない点、悩みの種です。 やりなさい、と言わなければやりださない、どこまでも待つ体制がどうにもとれない、不安で仕方がない。 いまのところ、「どんぐりがおもしろい!」ということが分かるまで、無理にでも一週間に1問を目標に立てたのですが、これがそもそもの間違えなのでしょうか? となりで私も一緒にやったりはしているのですが、まったく同じ絵を書きたがる、どうにも自分のやることに自信が持てない様子を見てるのは辛いのですが、ここを打破する方法が思いつきません。 「どんぐり倶楽部」の糸山です。 1.ココ1週間でやった、学習(宿題も含む)を<全て>書きだして下さい。 ~計算の計算**題...のレベルでです。 2.習い事、遊びの時間と種類を書きだして下さい。 ●環境設定の確認が先決ですね。●次に、絶対ノーヒントです。隣で同じ問題はしな いで違う問題をする。 先週の金曜から何をしていたか思い出してみました。 金曜 学校4時間 午後友達を連れて家へ 5時まで 宿題自動マシーン 土曜 保育園の保育参観へ付き合う 昼食家族で外食 後妹たちと遊ぶ 日曜 午前中どんぐり1問(0M65だんごむし) 私が以前やったものとまったく同じ絵を書いて正解(一緒にはやっていません。一人で部屋で。私がやった回答は見ていません、しまってありました) 午後友達が、おかあさん、妹と遊びに来る。5時まで 月曜 学校5時間 バスで帰宅 宿題文章題1問(先のメールで書いたものでした)残りはマシーン 火曜 学校6時間 児童館へ 宿題はマシーン 水曜 学校6時間 学校から友達のお母さんに送ってもらって習い事へ(ヒップホップダンス)、4時半からで空き時間に一緒に宿題をしてきたとのこと。算数の文章題。直接はまだ見ていないのですが、おそらく6問ぐらい、2ケタ×2ケタの掛け算のものだと思われます。帰宅6時半ごろ、7時までそのまま友達も家で遊んでました。 木曜 学校5時間 5時間目は授業参観、私の車で帰宅、かえりにちゃおを買ってきたので私の仕事中はちゃおの付録などで遊んでいた様子。宿題はマシーン、 基本的にテレビは土曜は解放デー、他の日は見る番組を決めていますが、たまにはみ出して見ています。が、まったく見ない日もあり。ゲーム類はWiiがありますが、週に1度出すか出さないかぐらい、気がむくと部屋でDSやってますが、月に一度あるかないかぐらい、パソコンでのゲームも本当に暇なんだな~~という、夏休み、冬休みにやってるぐらいです。 そのほかの時間は踊っているか妹とごっこ遊びをしています。たまに部屋で工作?しているようです。 出来る限りの環境設定はしているつもりです。 が、どうしても妹たちの面倒をみるという役割は負担が大きいことも分かってるのですが、はずすことができません。 ちなみにどんぐりを一緒にやるときは違う問題をしています。 絵に関しては、小さいころから私の真似ばかりをし、保育園へ行き始めた3歳ごろから周りの子のマネが目立ち、いまでは絵の上手な子のマネと思われる絵しか描きません。 「どんぐり倶楽部」の糸山です。 ●分かりました。環境はGoodです。あとは、我慢比べがまだのようですね。必ず、一 緒にします。が、絶対にノーヒントです。「描けない」「分からない」は禁句です。 これは約束して始めます。1問に4週間は使って下さい。1日1行ずつでも結構で す。 まず、「教えてもらえる」ことを諦めさせることから始めないといけませんね。 ...まずは、ここまでです。 4週間後に報告してください。 了解しました。 我慢比べの際の、確認をお願いします。 まったく書けない問題となると(たとえば一年間のような時間を書くなど)ぐずる、いらだつの目立つ子なのですが、じっとがまん、で待つほうがいいでしょうか(一行分だけは書くまで待つ)、即来週にまわす、のほうがいいのでしょうか? あと、最終的な答えが出るまで同じ問題を続けたほうがいいのでしょうか、分からん帳に入れたほうがいいのでしょうか? 「どんぐり倶楽部」の糸山です。 >>じっとがまん、で待つほうがいいでしょうか(一行分だけは書くまで待つ) ●1行かくまで、全て禁止。でいきましょう。3年生なので強制するしかないかも知 れませんね。 考えない習慣が基本回路になっている場合は強制しますからね。アルコール中毒の 断酒と同じです。 ※症状も似ている反応をします。イライラする、暴れる、暴言を吐く、、、、。仕方 在りません。回復期の入り口は同じです。 了解しました。 やはり、強制は仕方ないのですね。 がんばります。 ありがとうございました。 また報告させていただきます。 ●ただし、この強制しなければいけない状態に育てたのは、公文時代のお母さんの勘 違い学習であることを 忘れてはいけませんよ。 まず、謝ること。次に、「どんぐり問題」をする意味を話すこと。次に、やり方を約 束すること。 ※目の前の状態は、全て「育てられてきた反応」の結果ですからね。ただ、「強制す る」のとはワケが違いますからね。勘違いしないように! すべて了解です。 まず謝ること。 このことの意味の大きさに愕然とする思いです。 子育てという仕事の重大な責任の重さ。 またブログにアップしていきたいです。 よろしくお願い致します。 というわけで、 ここからまた、長女と私の葛藤?がはじまりました。 長くなりそうなので、いったん切ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんな事を書いていいのかわからないけれど、
すごく参考になります。 楓がまた1年生だし、高学年くらいの子の対応はほとんど理解しないまま(する余裕がないまま)ここまできてしまったので、すごく参考になります。 続きを楽しみにしてます*^^* (2010年04月26日 20時11分58秒)
こりんご。さん
>こんな事を書いていいのかわからないけれど、 >すごく参考になります。 いえいえ、いいんですよ♪ 大いに参考にしてもらいたいから書いてるわけだから! ただしね~~、相当に重症な子のためのアドバイスでないかと思いますよ! (2010年04月26日 23時19分53秒) |