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Manachan's World-東京下町日記

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2011年08月16日
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カテゴリ:旅行記&里帰り
こんにちは。私は、「首都圏の放射能ホットスポット」とやらで、熱烈売り出し中(?)の、千葉県東葛(とうかつ)地域出身です。我が地元は、

・J1リーグで久々に上位にいるレイソルの本拠地「柏」

・何気に油そばが旨いと評判の「松戸」

都心に近い森の町「流山」

手賀沼畔の静かな住宅都市「我孫子」

キッコーマン醤油の総本山「野田」

日ハムミニ大仏の街「鎌ヶ谷」


の六市を擁し、140万人以上が暮らしています。


東京に隣接しながら、ちょっと田舎で、のどかなベッドタウン・東葛が、昨今、「ホットスポット」とか何とか、あることないこと、ゴシップ週刊誌に書かれまくったおかげで、地元の人はてんやわんや。

私の父などは、地元の幼稚園の経営に携わっているから、大変です。




逆説的になりますが、私はこの地域を故郷に持って、良かったと思います。

地元がホットスポット騒動に巻き込まれたことによって、世の中のからくりが、少し分かったからです。

ピュアな頭で考えれば、人間は、共通の敵「放射能」と戦うために、一致団結、協力すべきですよね?「がんばろう日本」、「オール・ジャパン」の国であるなら、なおさら。

しかし、これはできない相談。それどころか、「放射能」をネタに、人間同士が憎しみ合う関係をつくってしまうのです。なぜか?

原子力という、巨大テクノロジーを巡る言説は、政治性を帯びるのです。党派性に巻き取られてしまうのです。


産官学の連携により原子力発電を推進する「原子力村」、
        vs   
原発を廃止しようとする「反原発村」、



これらが、国際的に組織されていて、いま日本を主戦場に、血みどろの戦いを繰り広げているのです。


「原子力村」の手口は、日本中に、よく知られていますね。

・御用学者を使って、「原子力は絶対安全」という言説を吹聴し、
・辺鄙で貧困な自治体にアプローチして、札束で顔をひっぱたいて原発をつくり、
・補助金行政で、「原発なしではいられない」、シャブづけ借金体質にしてしまう。
・経産省の下部組織として、原子力安全保安院なる、形だけの監視組織をつくってお茶を濁す



一方、「反原発村」の手口は、世の中、あまり知られていません。私の地元が「ホットスポット」よばわりされたことで、よく分かりました。

・グリーンピース等の団体を使って、自称「科学調査」に乗り出し、
・少し計測して、高線量が出たら、各国のメディアを使って、「危ない」「避難せよ」などと吹聴する
・科学的な客観性など、どうでも良い。一見、科学を装った、政治的なプロパガンダができればよい。
・その結果、ある地域の産業が壊滅しても構わない。彼らの信奉する、「反原発」なる崇高な目的が達成できれば良い。



放射能煽り記事で有名な「週刊現代」などは、おそらく「反原発村」の噛ませ犬みたいなもんですかね。

原発事故で知名度が大いに上がった、武田教授や、小出助教なども、結局、反原発村の片棒を担いでいるのでしょう。手口がそっくり。

武田教授が、東葛地域を名指しで「ホットスポット」だとブログに書いたのは5月10日ですが、私はそのはるか以前、3月下旬から、「柏夜話」という科学者のブログをチェックしつつ、地元の放射線量に注目していました。そのブログで、こんなやり取りがありました。


>「柏人」さんのコメント
放射性物質の割合の区分において「柏タイプ」と命名されておりますが、別の特定の場所の名前でない「Aタイプ」や「関東Aタイプ」など別名にして頂くことはできないでしょうか?
柏の放射線値が高いことは解っているのですが、柏がふるさとの者としてはどうしても不名誉な響きに感じてしまい、聞くたびに心苦しくなります

>「水琴」さん(ブログ作者)のコメント
はじめまして。ご指摘重く受け止めております。学術的には、模式地の名前をつけることがよくあって、何となくそうしてしまっていましたが、話題が話題だけに、配慮が足りず、すみませんでした・・・次に分類に言及する際に、地名を含まないものに再定義し、以降それを使うようにいたします。


ここにみるように、放射線に対する事実を公開するにも、地域に対する思いやりの心があれば、「水琴」さんのような心配りができるはず。


ところが、5月10日の武田教授のブログが、「科学者と地域との良い関係」をぶち壊しました。名指しで、人の心に土足に踏み込むように、東葛地域と埼玉県三郷市をホットスポットだと言い切ったのです。しかも、「柏夜話」ほどの事実の積み重ねもなく・・・

その行動に、地元の人間に対する思いやりなんて、少しも感じられない。人々が生まれ育ち、働き、子供を育て、喜怒哀楽とプライドを持って暮らしている地域に対する惻隠の情など、まるでない。

福島でも、東葛でも、どこでもいい。彼らにとっては、自分の政治信条を実現するための「草刈場」、「踏み台」に過ぎないのです。




結論・・・原子力村と、反原発村。どちらも、地域に責任持って生きていく人間にとって、歓迎すべき連中ではありません。

なぜなら彼らは、地域にどっぷり浸かって営まれる私たちの「暮らし」を、破壊しようとするからです。前者は、原発をつくって独善的に運営することによって、後者は、反原発のプロパガンダで地域を台無しにすることによって・・・。


放射能ですが、少なくとも今の首都圏の線量レベルなら、私たちの暮らしを取り巻く、無数にある、小さなリスクの一つに過ぎないと考えます。たぶん、食中毒や交通事故で死ぬリスクの方が、ずっと高いでしょうし。

私は、世界は無菌だと思わないし、子供たちを、無菌状態で育てたいとは思わない。

自分や自分の子供の命を守ろうとするのは良い。でも、ごく僅かなリスクをゼロにするために、どれだけの人、物、土地が切り捨てられるか?どれだけ、福島の人たちを傷つけるか?・・・それは誰もが知るべきだと思う。

リスクをゼロにするよりも、リスクの存在を受け入れ、それを意志でコントロールすることを、子供たちに教えたい。


私たちは皆、不老不死じゃなく、いずれは死ぬのです。放射能があってもなくても・・・

死ぬことが分かっているなら、より良く生きたい。高いコストをかけて、金切り声を上げて、放射能リスクをゼロにするのが、良い生き方だとは、私には思えない

むしろ、放射能を含む、あらゆるリスクを受け入れた上で、人々と良い関係を結び、思いやりながら生きていくのが、私の理想とする生き方です。

参考)
放射能衆愚の国(2011/06/23)

放射線~当事者と傍観者の違い(2011/06/20)






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最終更新日  2011年08月17日 09時07分17秒
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