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カテゴリ:ちょっと医学なお話
早朝、保育園の草抜きに行く。運動会も近いし、保護者の奉仕作業という訳だ。
日が高く昇ってからは暑いので、朝食前になった次第だ。幸い地面はまだ湿っているので草は抜きやすい。 それでも深く根を張ったやつを、持っていったスコップ(移植ごて)でグリグリやる。 あんまり力を入れすぎたのか、スコップを持っていた右手の手のひらの皮がズルッと剥けてしまう。 午後は先週に引き続いて大学のバレー部の練習に参加。 皮の剥けた右手にはバンドエイドを張って、その上からテーピングをする。足や膝の痛みに比べたら、こういう痛みは傷に触れたときの1瞬なので楽だ。 それでも家に帰ってから傷を見てみると、バンドエイドから浸出液が滲んでいるシャワーのお湯があたると痛いのよ。顔や頭を洗うのもかなり苦痛。 ここで、誰やねん君も使ったという傷をウェットに保つ傷パットを使ってみようと近所の大きな薬局に求めに行く。患者さんに会って挨拶をされるけど、診療所の先生が薬局に物を買いにきていると言うのも少し違和感があるらしい。 だって、家になかったんだもん~。 この傷パッド、さすが1枚100円近くする事もあって、手のひらにピタッと吸い付くし、傷の部分は当初透明で傷が透けて見えていたけど、時間が経つと出てきた浸出液によるのか?白くなってきている。それでも外にしみ出してくる訳でなく、頭も顔も痛み無しで洗う事が出来た。 仲々良いじゃん!患者さん様に買っておこう。 昔、傷はよく消毒してガーゼを当てて乾かしてと言うやり方が主流だった。 ガーゼを剥がすときに傷にくっついて痛いので、メッシュの抗生物質と副腎皮質ホルモンがついたガーゼが出現したけど、やっぱり消毒→乾かすが基本だった。 現在、消毒は正常組織を障害して傷の治りを遅くする事が分かってきていて、傷は消毒するよりも、汚い異物をしっかり洗浄すればよいと言われている。 だから、転んで出来た傷などは水道水でジャブジャブとしっかり洗う事。 そして、傷から出てくる浸出液には傷を早く治癒させる物質が含まれていることが分かってきたので、これをガーゼで吸収させないようにするのが良いと言われている。 寝たきりの人に見られる床ずれなどは、洗浄してサランラップなどの透明なラップを当てるやり方が普及している。これを少し進歩させたのがこのウェット型の傷パッドだ。 明日はバレーの試合。 この上からテーピングして(剥げると勿体ないので)打ちまくろう。 あ、その前に選挙に行かなくちゃ。 明日の夜は、選挙速報と世界柔道を切り替えながらテレビ見ないといけないな。 いや、その前に疲れて寝てしまってるかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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