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「カツカレーの日」1巻 感想です。
ネタバレ注意! カツカレーの日(1) [ 西炯子 ] とりあえず1巻読み終わって思ったこと。 西 炯子さん、オッサン好きだな…w ストーリーは売れない劇団員と同棲している主人公が、突然その彼氏に家を出て行ってくれと言うところから始まります。 主人公美由紀は28歳の会社員。 結婚も気になるお年頃ですね。 片や彼氏の一法師(いっぽうし)くんは売れない劇団員で夢を追いつつバイトをする生活。 …そりゃまぁ、結婚を考えるならやっぱり正社員でいてほしいと思うのが一般的ですかね。 でも夢を追っている彼だからこそ好きだというのなら自分が支えるか、もしくはそのままでいてほしいから別れを選ぶか。 美由紀は一法師くんに演劇をやめて欲しかったわけではないので別れを選びました。 ある意味ハッキリしていて誠実かもしれない。 一法師くんとは温度差がありますけどね…。 彼は美由紀と結婚したいから就職して生活安定させようと頑張るんですが、美由紀は頑な。 そんな美由紀は会社の同僚間野さんに勧められたところでお見合いを開始。 この同僚がなんかかわいくて癒されるw 顔、雑だなーって思うけどw 結構どんどん色んな人とお見合いする美由紀。 だけど相手はなかなか個性的で普通の人が見つからない。 そんなとき美由紀が偶然立ち寄った読書カフェで、もやもやしている気持ちをカフェに置いてあるノートに書き綴っていたのですが、それを読んでいる見知らぬ人物からいつしか返事がくるようになるのです。 その返事が結構辛辣…… “おまえさんがどんだけ高い女なんだよ。――以上。” 辛辣っていうか、これ私が書かれたらキレるかもw この時はノートに書いている人物の正体はお互いわかりませんが、これを書いたのは実は美由紀と同じ会社で働く高橋というオッサン。 仕事へしょっちゅう海外に行っているため、あんまり日本にいないらしく美由紀も彼のことは知らないけれどニアミスはありました。 高橋さん、ガテン系オッサンでなかなかかっこいいと評判。 私はガテン系苦手なのでちょっとよくわかりませんが(笑) 何度かノートでやり取りして二人が出会うのは1巻の最後のほう。 その頃には美由紀はお見合いで知り合った堅実そうな平凡そうな男の人と健全なお付き合いをしていました。 どうしてノートに返事をしたのか尋ねる美由紀。 「…俺がやった失敗を 君がやろうとしてたからだな」 「失敗しようが間違おうがあなたには関係ないことでしょ!?」 会うんじゃなかった、と思う美由紀ですが、お見合いで知り合った男性とデートをしても、なんか違うと思っている様子。 その男性は美由紀が結婚相手に探している条件に当てはまる男性だと思うんですけど、それでダメなら美由紀はお見合いなんて向いてないんだろうなぁと思いました。 美由紀がお見合いにこだわるのは、元々両親が恋愛結婚だったけどうまくいかなかったから、という理由なのですが、結局求めているのは恋愛感情なんだろうなぁ。 そういう優柔不断なところがちょっとイライラさせられるのですが、そこは高橋さんが辛辣にノートにコメント書いてくれるのでバランス取れている気がします。 だけど、美由紀の“ふつうでいいの ふつうの人と平凡な家庭を持ちたいだけなの”というのはすごく共感できました。 ふつうで良いんですよね…だけどその普通がなかなかいない!! っていうか、ふつうのひとって滅多にいない!w ある意味ふつうの人って高望みなのかもしれない…と思うのです(´Д` ) で、結局美由紀はまた高橋さんに会って「…もう わからなくなっちゃって… 誰とどうすればいいのか…」 そう言うと、高橋さん笑いながら、 「俺がもうちょっと若かったら今の状態につけ込んで「俺とつきあえ!」とか言ってたとこだな」 と言います。 そして美由紀は高橋さんの服を掴むのでした………。 ――というわけで次巻オッサンルートへ突入。 まだ一法師くんも頑張っておりますが。 お見合い相談所という今時の感じとノートで会話というレトロな感じが混じりあって独特の雰囲気を醸し出していました。 あとタイトルのカツカレーはほとんど出てきませんでしたww とりあえず1巻読んでわかったこと。 美由紀は自分では認めたくないんだろうけどお見合い結婚に向いていない。 そして私はオッサンは好みではない。 ――以上。(笑) ★2巻の感想はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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