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「カツカレーの日」2巻の感想です。
ネタバレ注意! ★1巻の感想は→>こちらです。 カツカレーの日(1) [ 西炯子 ] カツカレーの日(2) [ 西炯子 ] 2巻が最終巻でした。 そして結末はちょっと意外でした。 いや、もしかして…と思うところもあったのですがいかんせん西 炯子さんの作品なので絶対にオジサマとくっつくと思っていたのですよ。 しかし結局そうはならず…。というかそんなことにならなくてよかったですよマジでw なぜなら高橋さんは美由紀のお父さんだったのです(゚o゚;; それを踏まえたうえであらすじを追って感想を…。 1巻の最後で改札で高橋さんの服を掴む美由紀。 このままいったら一晩一緒に明かしてしまうんじゃないかとか思っていたのですが意外に高橋さん理性的でした。 だけど若い子に服掴まれてまんざらでもなさげでしたけどね( ̄∀ ̄) 本当ここで何も起きなくてよかったですw 心底そう思いますw 美由紀はなんであんなことしちゃったんだろう…と思います。 知らなくても実の父親だから甘えたくなってしまったとかそういうことなのでしょうか。 だけどどうしてもこの二人の漂う雰囲気は親子という感じではなかったと思います。危うい(;´д`) 二人で水族館とか行ってるし、しかも高橋さん二ヶ月後には仕事でカンボジアという話をすると美由紀も泣いてしまうし…。 そんな微妙な空気の二人をたまたま美由紀の相談相手の間野さんに見られてしまいましたね。 間野さんも婚活歴長い松野さんも優しいなぁと思います。 美由紀はすごいうじうじ悩んでるけど根気よく話聞いてあげてるし助言もしっかりしているし。 そしてちょっと忘れかけていた一法師くん。 再来月から会社員無事決まりました。劇団のみんなは後悔ないのかと訊ねるとあっさりと、 「うん ない」 という一法師くん。 清々しいですね。美由紀よりもずっとはっきり行動してる。 そして最後に一法師くん主演で公演をすることに。 劇団員のみんなは本当は一法師くんに辞めて欲しくないんですねぇ。 そして美由紀の堅実なお見合い相手野田さん。 地味だけど普通に良いひとだと思う。 母親にも紹介されて、お母さんも普通に良いひとそうでしたし、ただ結婚したいというのなら絶対に良いと思うのですが美由紀はどうしても自分を言い聞かせているみたいに見えてしまいますね…。 この人となら幸せな結婚ができるはず、と。 だけどそんな気持ちなのでうまくいくわけがないですね。結局お別れしました。野田さんも職場に良さそうな年上の女性がいたしお互いこれでよかったね…!という感じです。 そして美由紀はとうとう自分の父親が生きていることを知り、もしかして高橋さんが…?と思います。 そして高橋さんのほうも、社内報で美由紀の昔の写真を見たことによって自分の娘だと気づくのでした。 “……こんなことって……!” と項垂れる美由紀の気持ちがどんなものなのか正直わかりませんでした。 少しでも好きだったという気持ちがあったからなのか、まったくそういうのではなく単純にすごい偶然と父親が生きていたことに驚いたからなのか。 そして二人は二人が出会ったカフェで会います。 相変わらずノートで会話。 色々あったけど、タイトルのカツカレーの日は7月1日に必ず美由紀の家ではカツカレーを食べていたそうで、実はその日は父親高橋さんのお誕生日だったということでした。 そんな話もノートでしながら二人はきっと少しずつ親子に戻るのかな…と思いました。 最後は一法師くんの公演を観に行った美由紀が一法師くんに結婚条件があると言います。 「お芝居を続けて欲しい」 「…ごめんなさい 私 間違うとこだった… …もう………遅い…?」 色々遠回りしたけど、一法師くんに戻りました。 正直意外でした。絶対オッサンとくっつくと思っていたからw でもよかったと思います。きっと一番幸せな結末。 そして高橋さんが日本を発つ日、美由紀と一法師くんはお見送りに。 その時に、例のノートを渡しました。 “お父さん お土産買ってきてね” その一文が加えられていて、なんてことない文章なんだけれど妙に感動してしまう一文でした。 そんなわけでおしまい。 個人的には嬉しい結末でなによりでした。そして婚活歴長い松野さんにも素敵な出会いがありますように…w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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