チャレンジ最終物語 Fracaso de nueva vivencia de Xime san
パンデミックが始まる直前、最期のマスク無し期間の12月に国立大学UNAMの親しい博士御宅でクリスマス会。実に2年ぶりに再会、3時間程つもる話をしていて・・ふいに「あなたの猫、うちでひきとってもいいわよ」とのスペシャル提案。ヒメさんと最後まで一緒に暮らしたいのは山々なのですが、移住手続きが複雑で非常に長い期間かかる上に、このパンデミックの状況で飛行機の移動だけでなく待機期間など含め、我慢しなければいけない苦痛も心配・・ 博士は年越しに郊外へ向かう予定があるというので、その時にヒメさんと御宅に居候、御宅の愛犬、愛猫との相性を試す居候作戦決行。(余談ですが病院ドクターの影響でKinder卵チョコのオモチャが日々賑わっています)この「ミニ引っ越し」で、久しぶりの渡航気分。2年間の自宅待機末の移動に非常にワクワク・・恐らく多くの方が同じような気持ちで、年越しを家族の元などで過ごそうと飛行場やターミナルが物凄いことになっています。例のごとくヒメさんは移動ゲージに入ると猛烈に鳴きはじめ、病院に行くのではないのですが拒否モード満載。御宅に伺ってからは先ず様子見で、御馴染みの自宅テントを貼って中に待機。テント登場に博士ビックリ(笑)御宅の主(愛犬・愛猫)は穏やかで優しい性格で受け入れモード満載。どころか愛猫の雄コピート君は雌なヒメさんを気に入った模様。「これは良いカップル誕生か」という鳴き声に博士もビックリ。犬のベージャさんは遠巻きに見つめるのみで、全く相手にせず攻撃など「もってのほか」 お庭の大自然も素敵ですし、ヒメさんの幸せな未来が約束されたかのような・・微笑ましい束の間の始まり。ところが御宅の主が外に遊びに出掛け、戻ってくると何とヒメさん扉に待機して2匹を中に入れない体制。見事な女王様気質・・ 優しく近づく二匹を猛烈に拒否。仕方ないので移動ゲージに入れて二匹に中に入ってもらい様子を見ていたのですが即、家の外に出て行ってしまいました。「一晩自由に庭で遊んできたら心も晴れて慣れるでしょう。隙間はないので大丈夫」とのことなので、様子をみつつ就寝。 ところが朝になって姿が全く見当たらず・・運動能力が群を抜いているのを承知しているので、あわや脱走か・・ チャレンジが災難になってしまい1時間程捜索して呆然、ふと壁に目をやると壁の裂け目に視線。「そんなところに一晩?」(涙) 梯子を持ってきて救出しようにも足をふんばって取り出せず奮闘していると「どうした」とばかり主2匹の視線・・ 博士も再びビックリ・・まるでコメディ映画そのものな短い僅かな滞在期間を終え自宅送還となりました。博士は既に地方へ向かう手配を済ませてしまったので、自宅と御宅を何度も行き来する日々を送る「通い妻」な不思議な年の瀬・・ とはいえ初めて犬と生活する貴重な体験。猫とは違うとは聞いていましたが、本当に犬は全ての信頼と依頼を寄せてきます。瞳と重みにメロメロ。来年は犬歳ではありませんが(寅年なのでムシロ猫)メキシコに忠犬な心持ち。きっとメキシコ最期となる事業に全てを尽くすことを御約束。 その「羽ばたき事業」のメッセージの要となる皆様の「平和と健康」をお祈りします。非常に難しくハードだった2021年、ここ「はちどりの庭」を通じての御報告にお付き合い頂きありがとうございます。きっと新しくなる来年に向けてエネルギーを充電するような、豊かで暖かい年の瀬をお過ごしください。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/