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テーマ:今日の出来事(291737)
カテゴリ:アルゼンチン
所属する放送局AMPAIRAでEXPOスペシャル番組の打ち合わせを行っています。今のところ現地時間では9月21日(水)夜21時より2時間番組として編成を組むことになりそうです。日本時間では22日、朝9時より。今回の番組はあくまでスペイン語主体で現地の方々、ラテン諸国の人々に愛地球博をラジオを通じて体感して頂くこと。そのために他、現地の記者、そして活動を共にしているアナウンサー3名で私本人が体感してきたものを彼等に噛み砕いて頂いてわかりやすく、的確に伝える方向で動いていきます。進行に就いての詳細などは決まり次第お知らせします。
国営放送でも打ち合わせを行いました。母のように慕っている国際放送局長と煮詰めています。こちらは20日にレコーディングを予定。これは日本語とスペイン語の短波放送になります。局の要望としては基本的な情報を下に私的感情をおさえて具体的に行われた内容とその成果、やや数字的なアプローチになると思うのですが、もちろん感動を伝えるという意味で国際交流や具体意的な体験としてアルゼンチンですのでサッカーはモチロンのこと、ナショナルデーでの詳細を御紹介する予定です。フレンドシップ事業などについて触れたいと思っています。120分のカセット20本、3000枚以上の画像など取材してきたものを噛み砕いていく膨大な作業が始まります。再び徹夜な日々、、丁度、局をSan Pedroから見学に訪れた小学生を撮影しました。学校にラジオ局を持つラジオにゆかりある彼等の輝く眼差しは新鮮でした。 2,3日は体調を整えるために眠ったような日々をすごしていたのですが、起き上がってみると様々な情報が飛び込んできます。昨日から気になって仕方がなかったこと。レストランで食事をしている最中にテレビで文化財団KONEXの表彰式の模様を伝える番組を見ました。アーティストの偉業を称えタンゴだけでなくフォルクローレのアーティストが勢揃いしている場面。こんなに大きな集まりとなるからには何か不幸があったのでは? エラディア・ブラスケスの御馴染みの歌、まさか、、。 今日、局長から詳細を伺いました。8月31日、亡くなられたとのこと。局長は特別インタビューを行ったこともある彼女を敬愛してやまない方で常に彼女の話を聞かせてくれました。政治的な腐敗や世の中の闇と断固として闘ってきた女性。アルゼンチンを代表するタンゴのシンガーソングライターEladia Blasquez 。 2000年8月、ラナシオン新聞で彼女の新しい舞台の特集記事の横に海外国籍のアーティスト特集記事が掲載されました。ブエノスアイレスは音楽家の聖地それを機会に記事を見た局長から彼女の話を度々伺うようになりました。常に凛とした緊張感をその佇まいから感じるアーティスト。舞台でも、日常でも。2度ほど道端で擦れ違い、文化センターでの講演の後、御挨拶することができました。舞台の迫力と作品の力、意思の塊のような情熱と厳しさ。長いこと癌を患っていたそうです。 アルゼンチンの大きな文化の灯火がまた一つ天に昇っていきました。演奏中に舞台でなくなったDomingo Curaに続いて。大きくアルゼンチンの文化を動かす巨匠の活動が休止してしまうのは、本当に大きな穴です。文化を背負って立つ責任を後姿で見せてくれる方々。あの時に紹介された3人、メキシコ Javiel Sepluveda, キューバ Pedro Pablo Pedrazco, 日本 .. 。Javiel は現在、巨匠ハイメトーレス氏のメンバーとして Pedro はタンゴトップグループAranque に所属。私はソリストとしての道を歩んでいるものの、まだまだ責任を果たしていない気がする。今年の12月の公演に向けて気持ち新たに歩んでいきたい。 Un corazon que miro hacia el Sur (La Nacion) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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