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テーマ:今日の出来事(291737)
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1年に1度おとずれる個人的な祝日=誕生日。家族と大切な友人の誕生日は心を込めて祝福しなければ、友人関係に亀裂が走るほど..アルゼンチンでは大事な1日となります。丁度、それがコンサート出演の日にあたってしまいました。黙っていようと思ったのですが、コンサートに訪れた友人が花束などを持って参上したため主催者にあっという間に伝わってしまい..舞台で紹介され誕生日の歌を客席から歌ってもらうにまで至ってしまいました。正直とっても恥ずかしかったです。
Nuria Martinez 非常にクリエィティブなアーティストで、こちらの多くの巨匠と共演、録音を重ねている。アンデスの管楽器における先駆者的な存在。彼女のコンサートにゲストで出演しました。1度のリハーサルで一気に煮詰め本番。自宅でアレンジも含めて煮詰めていたので何とかなりましたが、久しぶりにハラハラしました。トラディショナルな楽曲は自由勝手には演奏できません。キチンと辿る上で繊細な共演者とのヤリトリがある..新たな勉強の一時でした。彼女の演奏は何度か見ましたが、今回のトリオは絶妙なコンビネーションとアレンジ、本当にお薦めです。 ゲストも多彩でした。 (名コプレーラ Laura Pelarta 名ギタリスト Diego Rolon 踊るチャランゴ Mari Sano) 場所はペーニャ・コロラド。フォルクローレの発信地として非常に信頼の厚い、素晴らしいお店です。壁にはギッシリ素敵な民族色の強い絵が描かれていて.. 何より驚いたのは音響。こんなに素晴らしい音響はナカナカありません。なんと音響技師 Eduardo氏はアメリカで経験を積んだ非常にプロフェショナルな方でした。 「グロバリゼーションで日々プロフェショナルが失われている」 とエンジニアの方の一言には重みがありました。今年の10月、タンゴ奏者と共に来日するそうです。リハで好みの音を伝えると音色を作るのに5秒とかからなかった。日本でお世話になったレコーディングエンジニアの谷さんを思い出しました。日本は比較的プロフェショナルにおいて保たれている秩序があります。上下関係など経験に対する敬意が重んじられているからでしょうか..その面ではコチラは少し学んだ程度の経験のない人々が全てを知ったかのような顔で仕事をしていることが多い。そしてそういった態度が仕事を得るというよりも奪う点で大いに生かされてしまっている..残念な背景があります。ペーニャコロラドに重要なアーティストが集う意味がわかりました。音楽家に対しても非常に好待遇でした。本当に素晴らしいペーニャ(フォルクローレのライブハウス)です。 ペーニャコロラド COLORADO 住所 Guemes 3657 tel 4822-1038 今日の主役 Nuria の音色は特別。また何時か機会があれば音色で会話をしてみたい。何よりお客様が本当に喜ばれていて..それが1番嬉しかった。本当に様々な物語に溢れていて特別なコンサートでした。そして素敵な新しい年の始まり..皆さんに感謝です。 (写真は Luis Szniberg 氏によるものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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