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カテゴリ:アルゼンチン
マリオの不安気な様子が今となっては納得、一晩中つづいた激しい雨音を聞きながら、何事もないことを願いつつ、この雨で何事もないのは無理。御馴染み洪水発生地区では歴史的な被害を被っていて、亡くなった方が8人。スッカリ水に浸かった街の様子が中継されていて、全てを失った方々の涙に震える声。毎回、洪水に悩まされているにも関わらず、一向に改善の余地はない人々の憤りがインタビューで放送されていました。まだ一雨きそうな状況なので心配です。
最近、教会に持っていこうと準備していた服をそのまま、市民の寄付を受け付けるオフィスに持っていきました。既に多くの物が届けられていて、市民の素早い助け合い精神の健在。何か実際に力になれることがないか模索しています。日本の災害の時に遠くて駆けつける余裕がなかった、、今度こそ。 この日は31年前にフォークランド紛争が始まった日。「戦争が始まるらしい、、」 学校でも先生から戦争における心の準備における話があって、イザというときは大使館へという支持がありました。当時の複雑な状況の記憶、、公園で遊んでいたサッカー友達のお兄さんが戦争にでかけ、交流は一変。日本の会社に投石があったこと、テレビでの士気高揚のための宣伝、真っ白な軍服に身を包んだ兵士が赤ちゃんを抱きかかえ微笑む姿と共に流れる軍歌。戦争は敗戦、詳細は伝えられることなく、俄かに始まって、何となく終わった、、その背後の真実の状況を知ることができたのは、15年後に再びアルゼンチンを訪れ、暮らすようになってから、、この日が訪れるたびに新しい事実を知る。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.03 13:12:22
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