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早いものでもう6月ですね。
さて、今日は、前月観に行った舞台「らん」についてです。 ついこの間の日曜に楽日を迎えたばかり。 私が観に行ったのは水曜の夜ですが、結構人が多かったですよ。 場所は吉祥寺の前進座。 初めて行きましたが、大きな劇場でした。 席は前から三列目、花道の隣です。 舞台が始まる前に演出家の秦建日子さんが挨拶をされましたが、 その時の注意点として、花道は凶器を持った役者さんが走り回るので 花道の横の席の人は、手を出さないで下さい、というものでした(笑) いや、でも確かに刀やら包丁やら持った人達が走り回ってましたけど(^_^;) この「らん」 実は今回再演で、初演も観に行っていました。 なので、再演はどんな感じかな?と、ドキドキわくわくしていました(*^^*) そしたら、いやー、お話は同じなのに、細かい所の演出が違っていて面白い! しかも、今回のお話の方が、その人その人の生い立ちを丁寧に描いていて 悪役の人も、ただの悪役ではなく、例えば妹思いだったり というのがかいまみえて、人間味に深みが出たような? 役者も初演とは違う人だったりして、 役者が変われば同じ役でも、性格が微妙に違っていたりして。。。 とにかく、見てよかった(*^^*) 長いんですけどね(^_^;) 19時開演、今回は途中15分休憩が入り、終わったのが22時! 帰りに慌てて24時間営業の中華屋さんで夕飯を食べて 急いで電車に乗りましたが、終電でした(^_^;) さて、肝心のお話ですが、簡単に。 世間から嫌われている赤谷に住む人々。 彼らの住む赤谷は毒の水が流れ、作物は育たず、そこの水を飲んでいると、子供も出来ない体に。 生きるためには追いはぎなどを行う。 だから、村人達からは、忌み嫌われている人々。 赤谷に住む人々は子供の頃捨てられたり、流れ着いた人々ばかり。 そんな赤谷に住むらんは、子供の頃、一度だけ村の男の子に優しくされ恋に落ちる。 初恋。。。 そんな初恋の君に、十年後再会した。 初恋の君、正太郎は、村が城の悪政と飢饉に苦しんでいて 占いおばばに、幻の赤い花を探してくるよう命じられ 旅をしていた。 その幻の赤い花が見つかれば、村は助かるという。 らんの胸には、赤谷の毒水を飲んだ為にできた花のような赤いアザが。 それを見た正太郎は、らんこそが村の救世主だと言い 村を助けてくれるよう懇願する。 初恋の君に再会しただけでなく、頼み事までされたらんは 嬉しそうに赤谷の仲間と一緒に正太郎の村に行く。 その頃、村では、お城に直訴に行った村人が殺され 怒りは頂点に。 正太郎が救世主を連れ帰った事も重なり、村人は赤谷の皆と一緒に城に攻めいり お城のお殿様は城から逃げる事に。 大勝利に沸く村人と赤谷の仲間たち。 仲良く宴会をするも、3日もすると村人は赤谷の連中が疎ましくなり 米一俵を渡して、お引き取り願う。 ところがその直後、お城の連中が村に攻めいってきた。 自分達だけでは太刀打ち出来ず 再度、赤谷の皆に村に戻ってくるようお願いする。 赤谷の連中は無視しようとするが、 らんは正太郎に頼まれ、助けに戻ると言い、 他の赤谷の皆も渋々戻り村人に加勢する。 そしてまたもや城の連中を撃退する。 村人達はまた赤谷の連中に助けられたにもかかわらず。。。 というお話。 この中で、ある台詞が 「私たちだけは嘘をつかなかった。」 これは、赤谷の人の台詞。 赤谷の仲間は、自分にも他人にも一度も嘘をついたり騙したりしなかった。 「堂々と♪堂々と♪」 その台詞の通り。 初演を観たときは、赤谷の人達イコール昔のえたひにんの階級の人々と重なった。 人に人として扱わられずにいる人々。 昔は階級社会だったから、こんな事も実際にあったかもなぁって思ったけど 今回はそういう考えよりも、もっと人間の本質?みたいなのを考えさせられたかな。 オトノマンはおいておいて(笑) 悪役の石影、月影にも悪い部分だけじゃなくて、人間味があって 村人達の心の揺れも理解出来なくはなくて、 そんな中、赤谷の皆さんの結束力はすごい!とかとか。。。 らんの純粋な心も、イタチの一途な想いも、正太郎の葛藤もお綾の想いも 親バカな前村長も、バカかもだけど一途な弥之助も 皆、皆そらぞれの気持ちが分かる。 それだけに、色々辛いね。 そんな舞台でした。 この舞台を見るきっかけは、劇団め組の藤原習作さんが 客演で出ていたからなのですが、 もしまた上演するなら、観に行ってしまうかもです(^ー^) それにしても、らんは可愛かったし、イタチはかっこよかった♪ 正太郎も性格に難はあるけど、かっこよかった(笑) 皆様、本当にお疲れ様でした。 そうそう、最後に、前の村長と占いおばばの ミニコント?面白かったです(*^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年06月03日 00時25分16秒
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