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カテゴリ:薪ストーブ
炭は超ハイテク燃料。 あの真っ赤な熾き火の状態を保存していつでも再現できる。 煙も出ない。そしてすごく暖かい。 昔の人の驚くべき知恵ですね。
以前、世界の子供がSOS! THE仕事人バンク マチャアキJAPANというテレビ番組で モルドバで炭を作ると言うのがあった。 モルドバ共和国はヨーロッパの最貧国でありとても寒いらしい。 働き手はロシアに出稼ぎに行き、残されたのは老人と子供。 暖房用の薪を集めるのは子供たちの仕事だが だんだんと遠くまで出かけざるをえず、勉強する暇はない。 そして家の中で薪を燃やすため煙たくて寒い。 そこで仕事人(今回は炭焼き職人)が小学校にあった古いドラム缶で炭窯を作って見せ 技術課の先生に薪から炭を作る技術を教えた。 さらに捨てられていたブドウのツルを炭にして砕き、ジャガイモの皮からとったデンプンで団子状にして炭団(たどん)を作ることを子どもたちに教えた。 ゴミを資源に・・・すばらしい技術と知恵ですね。 そして樽職人に火鉢の作り方を教えた。 炭団の火鉢は暖かくて煙も出ない。 子供たちは薪集めの労働が減った。 そして、同居するおばあちゃんも煙たくなくて暖かいと喜んでいました。 その後、モルドバの小学校のドラム缶の炭窯は2台になり、樽職人には火鉢の注文がいっぱい来ていました。 炭は超ハイテクエネルギーなんですね。 とても感動した。
この番組では日本の職人さんが世界中の困っている子供たちを助けている。 その技術と知恵はすごい。そして皆さん子供に優しい。 カマドを作った左官さん、井戸堀職人、風車を作った大工さん、水路を作った竹職人さん。 日本の伝統的な技術と知恵は世界最高でしょう。 どれも貧しい国のライフラインを便利にしてその国の人に技術を伝えて子どもたちに最高の笑顔をもたらしている。 いま、エコとか田舎暮らしとかがブームでこのような日本の伝統的な技術と文化が見直されている。大変素晴らしいことだと思う。 まさに一周回って新しい。と言うか、時代が追いついてきたという感じですね。 日本でもこのすばらしい技術を活用し伝承しなくてはならない。 と強く思う。
ということで我が家もここ数年、薪ストーブで炭を作っている。 ストーブはダッチウェストのFA265。触媒を搭載しているので排気が綺麗。 あまり煙が出ないので住宅地に適する。
炭焼きと薪ストーブの知識が身についた関係で上手く炭化させるコツがわかった。 おかげで今年は良い炭が沢山出来ている。 コツは、燃えにくい火室奥のエリアで炭を作る。(サイドドアから取り出す) サイドドア下に水を入れたバットを置き消火した後、 金網に載せてストーブの輻射熱で乾燥させる。 と言う感じです。
本当の炭焼きではないが暖房しつつ調理もしつつその過程で 炭もできると言う意味ではエネルギー効率と時間効率がとてもいい。 できた炭は囲炉裏や庭の石窯で使う予定。 石窯の煙対策にも活躍する予定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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