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カテゴリ:私鉄(中小)
三菱石炭鉱業大夕張鉄道線:清水沢駅にて
当時、日本で唯一3軸ボギー客車が営業運転されていた三菱石炭鉱業大夕張鉄道線。 初めての北海道へ上陸した年、高校1年の春休み(正式には試験休み)でした。 急行「津軽3号」で青森へ、青函連絡船を乗り継ぎ、さらに夜行「すずらん」で3日目の朝、苫小牧に降り立ちます。早朝の待合室で暖を取り、夕張線直通の始発列車に乗り込みます。 キハ22型3連の快速のような普通列車。雪が積もって全く線路が見えないような駅構内を、まるで何も無かったかのように疾走します。氷点下の中、寒いにもかかわらず運転席の後に張り付き、道無き鉄路を平然と突き進む走りに恐怖を感じながら見ていたものです。 当時は未だ石勝線が開通していないので、超ローカルだった夕張線。 終点の夕張から折り返し、清水沢駅に戻ると、そこには北の大地で最後まで残った旅客営業私鉄線の三菱石炭鉱業大夕張鉄道線がありました。 ※撮影は、昭和55年3月10日、夕張線清水沢駅にて。 ![]() 大夕張鉄道線は、国鉄夕張線ホームから貨物線を挟み、一番本屋寄りにホームが設置されていました。 ![]() 初めて北海道に来てここに最初に着地した理由。それは、乗り継ぎの利便性もありますが、一番逢いたかったこの車両、スハニ6形にあります。 当時、全国の鉄道線で3軸ボギーの客車を使用していたのはここだけでした。 その後、マイテ49やスエ78が車籍を復活して営業運転に就いています。 本当はこの車両に乗ってみたかったですが、乗れない理由があります。 ![]() 一番左が大夕張鉄道線の時刻です。 この路線は南大夕張に住む高校生を輸送するためにあるような路線ですから、発着も南大夕張を基準としています。つまり、この9:15の列車に乗ってしまうと、そう簡単には帰って来られなくなってしまうんです。歩いて帰ってくる手段もありますが、当時は地理もわかりませんから、とても危険な行為であり実行する勇気もありませんでした。 確か、この後8:52発の札幌行きに乗ってこの場を離れたと思います。 その間、かなりの時間を待合室で過ごしたのですが、夕張に向かう高校生でしょうか、待合室は大変な人数で混みあっていました。 片や通学中の高校生、私は試験休みで北海道をウロついている高校生、トッポイ格好をした地元高校生に喧嘩でも売られはしないかと、ヒヤヒヤしたもんです。 ![]() ![]() 時間があったので、私としては珍しく、こんな情景写真も撮っていました。 やはり、40時間近く掛けて逢うことができた嬉しさと、厳寒の地「北海道」を肌で感じたのでしょうね。 リバーサルフィルムの性能があまり良くなかったので、描写力が低いのが難点ですが、記録に残せてよかったと思います。 同線は昭和62年の7月21日を最後に廃線となりましたが、残った車両の産業遺産化とともに、保存会により大事に保存されていることを嬉しく思います。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.02 05:07:52
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