14系座席車:急行「十和田」
14系座席車:急行「十和田」昭和57年に東北新幹線が暫定開業となり、同年6月及び11月(上越新幹線大宮暫定開業)と2段階でダイヤ改正が実施され、東北方面の輸送体系が大きく変わりましたが、東北新幹線もまだ盛岡までの開業であるため、北海道へは夜行列車から接続する輸送体系が残っていました。20系客車による編成は「津軽」に転用されるとともに、「十和田」は12系による定期列車と14系による季節列車のみとなります。昭和57年11月 上野駅13番線にて EF8021牽引 14系「十和田」長躯青森から到着した「十和田6号」。もちろん牽引機はEF80です。57・11改正直前の「十和田」は、12系の定期、20系の定期、そして14系の季節列車がありました。14系季節列車も、いわゆる学校で言う休み時期は殆ど運転されており、北海道の旅行などでは重宝した列車でした。私も2度目の北海道の帰りにはこの「十和田」で帰ってきた経験があります。発着番線は、上野駅における新幹線工事の影響で、改正ごとにちょくちょく動いていたようですが、末期の頃は13番線だったようです。こちらの写真は、入口やサボ周辺を撮影したものです。新幹線開業直前はこのような写真を撮っていました。昭和57年に撮ったものですが、上の写真と同一日か、確証はありません。というか、撮った記憶すら実はありませんでした。平成元年5月5日 土浦~荒川沖間にて EF81牽引 14系「十和田」新幹線の上野開業である60・3改正では臨時化され、皮肉にも季節列車として長年運用されていた14系座席車による編成が最後まで残りました。臨時急行となった「十和田」は、平成6年12月のダイヤ改正と比較的遅くまで残り、この間に、牽引機は全廃のEF80からEF81へとバトンタッチしています。そんな中、偶然にも撮ってあったEF81牽引の14系「十和田」。「北斗星」の運転開始から1年を過ぎた頃でしたので、既に星ガマになっています。あまりマークすることの無かった常磐線の列車でしたので、EF81が牽引する14系座席車の写真は、僅かこの1枚だけとなってしまいました。旧型客車:急行「十和田4号」(回送)20系寝台客車:急行「十和田」