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テーマ:鉄道(22806)
カテゴリ:車両トピック(国鉄・JR)
国鉄 保健車:スヤ522
※本記事は、2020-10-06に投稿したもので、当時の表現になっています。 過去ログでもいくつかの事業用車をアップしていますが、金町のHさんから大変貴重な写真をご提供いただきましたのでご紹介させていただきます。 昭和49年7月19日 遠軽駅?にて スヤ522 かつて、国鉄職員の健康診断を実施するため、検診車という特殊な車両が存在しました。 都市部では健康診断を実施する専門の医療機関や事業者もある時代ですし、中規模以上の企業では社内で検診を実施し、備えのないX線検査にはレントゲン車を依頼したりと、近場で容易に健康診断を実施することができます。 しかし、一たび地方に目を向けてみると、そうした医療機関等まで一筋縄では行かないほど距離が離れている地域も存在します。特に昭和40年代頃までは、辺ぴな駅でも職員が配置されていましたので、そうした職員にも検診を受けさせるためにこのような車両が存在したようです。 特に、医療機関の密度が乏しい北海道で活躍の場面が多かったようですね。 写真の車両はスヤ522で、2等客車スロ52(←スロ51)から改造された車両です。窓回りはいくつか潰されていますが、間隔の開いた小窓に旧特ロの面影が色濃く残っています。 床下まで非常にキレイに写っており、意外と箱が少ないことが良く判ります。 同車は非冷房車ですが、停車中も暖房が必要なことから温気暖房装置を搭載しています。 一方、屋根上に着目すると、屋根に一部切り欠きがあり、排気管が出ているようです。床下には大型の箱を見ることができないので、おそらく床置き型の発電機を搭載しており、暖房装置やX線機器の電源に使用していたのではないかと思われます。 特ロでは出入台が1箇所ですが、当該車両は単独で使用されることから、もう一方のエンドに出入台を増設しています。写真を大きくしてみると、手前の出入台には「出口」、反対の出入台には「入口」という表示がされているのが確認できます。 スヤ52は国鉄時代の昭和61年までに全廃となったそうですが、当該車両は廃車後にライダーハウスの宿泊施設として活用され、現在は同施設の居酒屋として現存しているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.13 05:51:50
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